犬と遊ぶゲームの役割と種類を検証!あの遊びが実は重要だった!?

スポンサーリンク
犬の豆知識

これまでの記事で何度か犬との遊び・ゲームに関して触れてきたことがありました。

しかし、それらのゲームにはどんな意味があるのかまで正確に把握している方は少ないのではないでしょうか。

そこで今回はやや学術的に犬と遊ぶゲームの役割と種類を改めて検証していきます。

また、何気ない遊びが実は重要な意味を持っていたのではないかということも見ていきましょう。

何事も足下から見直すことによって、次のステージへの発展があるのです。

スポンサーリンク

犬の遊びの役割とシグナル

犬は社会的動物であり、遊びといっても他の動物の遊びとは役割・意味が異なっています。

ここではその役割とシグナルについて、改めて説明していきましょう。

遊びの役割

例えば猫の遊びは1個体の遊びが多いですが、犬の遊びは同じ集団に属する2個体間で行われるやり取りの1つです。

その遊びは多岐に渡るので1本化はしにくいのですが、大体以下の要因が挙げられるのではないでしょうか。

  • 身体の健康維持
  • 運動スキルの向上
  • 噛みつき抑制
  • 社会的一体感の維持
  • 人間と犬の意思疎通

これらの要素が場所や目的・ゲームの種類毎に違っており、それぞれにきちんと役割があるのです。

犬の遊びというと、どうしても飼い主が一方的に行うものと思われがちですが、そうではありません。

犬同士で遊ぶという双方向性のものもあることを知っておくと、だいぶ異なるでしょう。

犬による遊びのシグナル

上記をご理解頂いた上で遊びのシグナルを説明しますが、犬の遊びには2種類のシグナルがあります。

犬による遊びのシグナルは多種多様で、大体以下の通りです。

  • 口を開いて見せる
  • 甲高い声で吠える
  • 他の犬に向かって大袈裟に飛びかかる
  • 頭を下げる
  • 前足で地面をかく
  • 大袈裟に後ずさりする

実はこれまで「無駄吠え」と批判的に論じてきた吠えが遊びのシグナルとしての意味を持っていました。

これは犬特有のシグナルであり、他のイヌ科の動物では見られる遊びでは決してありません。

この中で最も広く知られているのが頭を下げる(プレイバウ)で、様々な意味を持ちます。

遊びたいという意思表示であると同時に仲の良い犬同士で遊びたいという意味もあるのです。

人間による遊びのシグナル

人間が出す遊びのシグナルもまた犬にとっては大事であり、多くの人が注目するのはここでしょう。

人間が犬に出す遊びのシグナルとしては以下のものが挙げられます。

  • お辞儀や突進
  • 甲高い声を出す
  • 一緒に走る
  • 交代で追いかけっこする

これらをやってあげると、本気ではない飼い主と犬の遊びの役割として大事になってきます。

犬の遊びの種類(理論編)

犬の遊びにはこうした役割とシグナルがあることを知って頂けたことと思います。

ここからは具体的な犬の遊びの種類を述べますが、犬の種類は大まかに分けて2種類です。

何かというと「物遊び」と「競争的遊び」であり、理論編ではまずここを解説していきます。

物遊び

人間と犬の遊び・ゲームはほとんどこの物遊びに類するでしょう。

犬が人間と遊ぶ場合のモチベーションは大体ふざけた遊びと認識しています。

しっかりと社会化された家庭犬の行動は飼い主との親密度や家の中の空気などで決まるのです。

犬は空気が読める生き物ですから、協力的行動や競争的行動をしたがる傾向に左右されます。

こちらの場合は完全な「ゲーム」と言ってしまってよいものではないでしょうか。

競争的遊び

こちらは人間との遊びではなく他の犬や子犬といった「犬対犬」の遊びです。

これは多頭飼いや散歩で他の犬と引き合わせるなどをしてみなければ分からないでしょう。

かつて、この競争的遊びは犬の攻撃性を強めるとされており、何かと忌み嫌われていました。

しかし、実際にはそうではなく、犬同士の相性で攻撃性の強弱が決まるようです。

犬の性格が協力的であれば攻撃性は弱まり、逆に競争的であれば攻撃性は強くなります。

犬の多頭飼いのメリットはここにもあり、犬の性格などで遊び方の傾向が違ってくるのです。

そしてまた犬の社会性をより強化し、飼い主の犬に対する理解を深めることにも寄与します。

犬の遊びの種類(実践編・物遊び)

理論編を語ったので、今度は具体的な実践編としての遊びを掘り下げていきます。

まずは雨の日でも大丈夫な室内での物遊びから具体例を挙げてみましょう。

引っ張り合い

引っ張り合いは犬の物遊びの定番であり、短時間でよりたくさん遊ぶことができます。

全身の力を使うので、小型犬でも腕白でエネルギッシュな犬におすすめの物遊びといえるでしょう。

しかし、やり過ぎると物が壊れかねないので、注意して行ってください。

おやつ探しゲーム

食いしん坊の犬におすすめなのが「おやつ探しゲーム」です。

初めは飼い主がおやつを隠すところを犬に見せるようにして、犬がおやつを探す前に必ず「探して」と声を掛けます。

慣れてきたら徐々に隠す場所の難易度を上げ、おやつを隠す間は犬を別の部屋へ移動させるようにするといいでしょう。

スポンサードリンク

知育玩具を使っての脳トレ

犬は知育玩具を用いて脳トレに挑戦するのも好きであり、ペットショップでさまざまな種類が販売されていますし、家庭でも簡単に作れます。

即席だとハンカチの下におやつを入れるというもので、ハンカチの下のおやつを取るのは意外と難しいようです。

ハンカチを鼻で押したり足で踏んでみたりと試行錯誤を続け時間もかかるので、かなりエネルギーを使います。

障害物コース

廊下や部屋の狭いスペースを活用して障害物コースを作る、即ちクッション・椅子・かごなどを置いて犬が飛び越えたりくぐったりできるコースを作ります

椅子の下をくぐったり、バーの上をジャンプしたりすることで、普段の散歩では使わない筋肉も鍛えられるので効果的でしょう。

また、たまに障害物を変えることで遊びのマンネリ化を防ぐことも出来ると一石二鳥の代物です。

トリックトレーニング

トレーニングというと難しく聞こえますが、トリックトレーニングなら初心者でも楽しく取り組めます。

「お手」や「おまわり」からスタートし、レベルアップすると「バイバイ」や「ムーンウォーク」といった高度なトリックにも挑戦していきましょう。

これを重ねていくと、犬への理解が深まり、よりよいコミュニケーションを築くことができるのです。

犬の遊びの種類(実践編・競争遊び)

物遊びを紹介したら、次は競争的遊びの具体的な実践を紹介していきましょう。

犬同士の遊びを作ってあげると、脳にも良い刺激となります。

プレイバウ

上記でも紹介しましたが、多頭飼いやドッグランなど犬同士で遊ぶ機会がある時に見られる遊びです。

プレイバウには社会性を身に付けさせ犬同士の付き合い方を学ぶきっかけになるなど、犬同士だからこそ得られることがたくさんあります。

この挨拶からスタートすることで犬同士の遊びが始まる、いわばダンスバトルにおけるアップロックダンスみたいなものです。

追いかけっこ

こちらの動画では小型犬同士で追いかけっこをゲームとして行っていますが、人間で言う「鬼ごっこ」に相当します。

本気で戦っているのではなく、追いかけながらお互いの距離感などを見極めて近づいているのです。

同じ速度で追いかけているのもより同じリズムで動けるかどうかを確かめている証でしょう。

パンチ&バイト

こちらでは柴犬同士がお互いに牽制をかけつつ、パンチを繰り出したり噛みついたりしています。

柴犬は攻撃性が強い犬種なので、その攻撃性が強い者同士が集まるとムンムンバチバチの空気になるのです。

これが最も多くの人がイメージする「競争的遊び」の具体例ではないでしょうか。

体当たり

こちらは4匹のシベリアンハスキーが入れ替わり立ち替わりで攻撃を繰り返しています。

これもまた競争的遊びの典型例だといえ、時に四面楚歌になったり、逆に協力したりと状況に応じて立場を変えているのです。

ここで力学関係が変化する瞬間が描かれることで、社会性の習得・強化を行っているのでしょう。

犬と遊ぶゲームで大事なポイント

さて、ここまで検証して分かってきた犬と遊ぶゲームで大事なことがあるのでまとめてみましょう。

以下のポイントに気をつければ、犬との遊びは分かったも同然です。

現実とごっこ遊びの違い

犬は現実の戦いとこうしたごっこ遊びをしっかり認識して使い分けています。

動画を見て頂ければ分かるように、現実の捕食行動や闘争行動によく似た遊びをするのです。

こうした格闘遊びは本当の格闘とはことなりますが、それはシグナルがあるからだけではありません。

遊びの場合犬は力を込めて噛むことはせず、寧ろ相手にわざと見せ場を与えて華を持たせます。

これを「自己ハンディキャッピング行動」といい、現実の格闘では絶対に起こらない行動です。

体の大きさや体力が違う遊び相手との社会的遊びを開始・続行するのに役立っています。

これらを駆使することで区別をしっかりつけて遊んでいるのではないでしょうか。

「どの遊びか?」よりも「誰と遊ぶか?」が大事

犬の遊びに関しては「どの遊びか?」よりも「誰と遊ぶか?」が大事になります。

犬同士の遊びと犬対人の遊びは全く別の枠組みになるので相性が重要です。

両者はモチベーションの点から違っており、犬と遊ぶのと人と遊ぶのでは脳波を切り替えています。

遊び相手が人間の場合は力学関係上、人間が上と知っていることからあまり競争はしません

寧ろ協力的な姿勢を見せてオモチャを見せてプレゼントするなど協調性が強くなるのです。

一方犬相手の遊びは人間の時とは構造的に違っているらしく、より競争的というか対等に見ています。

こうしてみると、改めて犬がとても賢い生き物であることが分かるのではないでしょうか。

まとめ

犬と遊ぶゲームを今回はややアカデミックな観点の抽象論から具体的な実践へ迫ってみました。

犬との遊びは工夫次第でいろいろな方法で楽しむことができます。

おもちゃも名前を付けて遊ぶときにその名前を使うことで段々と犬はどれがどのおもちゃか覚えるのです。

楽しく行えばしつけも遊びになり、犬の好きなものや好きな行動を熟知して楽しいコミュニケーションを取りましょう。

犬との遊びと人間との遊びの違いを知ることが出来れば、あなたも明日から犬のゲームマスターになれます。

タイトルとURLをコピーしました