犬と遊ぶ時間は何をするべき?質量共に充実した犬との遊びをご紹介!

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犬のしつけ入門

犬のしつけの中で気になることの一つに「遊ぶ時間」があります。皆さんは犬との遊びは何を思い浮かべますか?

多くの人は散歩やフリスビーといった室外の遊びを遊びだと想像するでしょう。しかし、それらはあくまで選択肢の一つです。

今回は犬の遊び方、その質と量について掘り下げていきましょう。

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犬との遊び方の基礎知識

まずここで犬との遊び方について基礎知識をしっかり押さえておきましょう。

基本的な心構えから遊び方の種類・ノウハウまで見ていきます。

体を動かす遊びと頭を使う遊び

犬との遊び方は大きく分けて以下の二つに分類されます。

体を動かす遊び

まずは体を動かす単調な遊びです。子犬期はどちらかといえばこちらの遊びが多いでしょう。

  1. おもちゃ
  2. おいかけっこ
  3. ボール遊び
  4. 旅行
  5. 水遊び
  6. ドッグラン

大体この辺りでしょうか。特におもちゃや追いかけっこ、ボール遊びなどは室内外を問わずできることですからお勧めです。また、旅行やキャンプなど刺激の多い場所に連れていくのもありでしょう。最近は犬を家族の一員として認める宿泊施設やキャンプ場なども増えてきたことから、ルールをしっかり守れば遊んでもいいですし、大自然の中で遊ばせるのは犬にとっても普段とは違う刺激を得られて興奮し、脳が活性化します。ただし、野生に少し戻るので猟犬としての闘争本能を目覚めさせることもあるので、暴走しすぎないように見守ってください。

頭を使う遊び

  1. ボール遊び(持来=じらい)
  2. かくれんぼ
  3. 宝探し
  4. アジリティー

二つ目が脳が発達した成犬以降にお勧めとされる遊びで、単に体を動かすのではなく工夫を入れることで犬の頭脳を活性化させましょう。特に投げたボールを取って飼い主のもとに持って来させる「持来」は警察犬や盲導犬などの訓練でも使われるものですし、っまたドッグショーなどでありがちな飼い主と犬がペアを組んで行うアジリティーは犬と飼い主の信頼関係があってこそ成り立つものなので、この高レベルな遊びをマスターさせることができると、更に強固な絆が生まれるのでやってみてください。

遊びにおけるNG行為

とはいえ、楽しければどんな遊びをやっていいわけでもなく、もちろんNGなこともあります。特に「引っ張り合い」では多くの飼い主が以下のNG行為を無意識のうちにやってしまっています。

  1. 引っ張り合い以外の遊びをしない
  2. 途中で引っ張り合いを中断しない
  3. 飼い主が犬を追いかけてしまっている

特に三番目の「飼い主が犬を追いかけてしまっている」は犬との上下関係を崩してしまう絶対にやってはいけないNG行為であり、飼い主は絶対に犬に「追いかけられる側」でなくてはいけません。

ここで下手に情を見せて飼い主から擦り寄る真似をしてしまうと犬は付け上がってしまい飼い主が犬のしもべに成り下がるという本末転倒なことが起こり、ストレスとなるでしょう。

あくまでも飼い主あっての犬だということを絶対に徹底させ、自分から阿るような真似は絶対にしないでください。犬は決してあなたの「友達」ではないのですから。

犬と遊ぶ際に注意すること

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犬の遊びに関する基礎知識は大体説明したので、ここからは犬と遊ぶ際に注意することを解説していきます。

犬との遊び時間は量より質

まず犬との遊びですが、大事なのはあくまで遊びの「量」ではなく「質」です。

だから面白い内容の遊びであれば時間が短くても満足しますし、逆に長く遊んでもつまらなければストレスになります。

5分の遊びであっても頭を使った賢い遊びは犬の知的好奇心を満たし、その日はもう遊ばなくてもいいでしょう。

また、猫は成長して成犬や老犬になって歳を取る度に遊ぶ時間も減ってくるので、無理に構う必要はありません。

人懐こい犬であっても基本的には自分の縄張りでゆったりしたい生き物なので、適切な距離を保ちましょう。

子犬期は30~40分程度遊ぶ

量より質が大事とはいえ、やはり子犬期はやんちゃ盛りなので飼い主に遊んでほしいという思いが犬にはあります。

子犬期は飼い主の事情がどうあれ一日に最低30~40分程度は遊ぶようにしてください。

飼い主と子犬とのコミュニケーションにもなりますし、遊びの中で犬は社交性を培うのです。

しつけも含めて子犬期は兎に角成犬期以後の基本人格を形成する大事な時期なので、手を抜かずに遊んであげてください。

子犬の体力を考える

ただし、子犬の体力は体が小さい故に消耗も激しく、またペース配分もまともにできません。

自分の体力を知らないから限界を超えて遊び続けてしまうこともままあります。

そうなるとご飯を食べずに寝てしまい、健康を害する恐れがあるのでかえって逆効果です。

子犬と遊ぶ時にはあくまでも体力を考え、5~10分程度の遊びを3回位に分けて小刻みに遊んでください。

その方が子犬にとっても遊びとそうでない時のメリハリをつけやすくなります。

成犬期以降は飼い主の都合を優先する

成犬期以降は子犬期に比べて遊びたいと思う時間も減って落ち着いてきます。

なので成犬期以降に入って時間がない方は自分の都合を優先し、無視するのも一つの手段です。

犬飼い主もあくまで一人の人間、自分の都合や仕事などやるべきことはありますよね。

ペット系YouTuberやプロトレーナー・ブリーダーでもない限りは犬にずっと構う生活は難しいでしょう。

フィジカルコンタクトを取ってきたり喚いたりしてきますが、そういう時に構うと甘えが酷くなり逆効果です。

しつけの項目でも述べたように犬には徹底した上下関係を叩き込み、あくまでも飼い主に主導権があると自覚させましょう。

そうすれば犬も学習し体をくっつけてこなくなるので、飼い主と犬の距離感も適切に保たれます。

遊びは義務感ではなく楽しく行うこと

しつけもそうですが、遊びにおいても大事なのは義務感ではなく楽しく行うことです。

自分の意思で犬を飼ったのにそれが義務になって仕事や私生活に支障が出ては元も子もありません。

あくまでも「楽しく」遊ぶことこそがポイントであり、飼い主のそうしたモチベーションは犬にも伝わります。

義務感で遊びを行うと飼い犬にとっても負担となり、関係が悪化し最悪の場合言うことを聞かなくなることも。

自分から遊ぶことが楽しくなるくらいに前のめりになって遊べば犬も自然と前のめりに遊んでくれるのです。

まとめ

今回は犬と遊ぶ時間について解説してきましたが、その中でも大事なポイントは3つ。

  1. 犬の遊びには体を動かす遊びと頭を使う遊びの二種類がある
  2. 量よりも質を大事にし、犬の体力を考えながら行う
  3. 飼い主の都合を優先しつつ、義務感ではなく楽しく行う

以上を心掛けて、楽しい飼い主と犬との遊びの時間を作ってください。

間違いなく犬との遊びは犬も飼い主も成長させてくれる大事な時間です。

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