犬のしつけを英語で行うメリットは何?日本語との違いについて考察!

スポンサーリンク
犬のしつけ入門

その8「噛み癖」までで犬のしつけの基礎知識は一通りお浚い出来たかと思います。

今回は豆知識も兼ねて、やや応用力の必要となる英語について解説していきましょう。

スポンサーリンク

英語の意義

まずは犬のしつけを英語で行う意義について英語という言語の本質と絡めて見ていきます。

念の為書いておくと、「英語を使えるとかっこいい」といういい加減な理由ではありません。

英語でしつける効用とは果たして何なのでしょうか?

英語は「音」の言語である

日本語が「文字」の文化であるのに対して英語は「音」の言語であり、音を分解して出来たのがアルファベットです。

犬は「音」で命令を理解するので「音」の言語である英語とは相性がよく、短くて聞き取りやすいのです。

また英語は万国共通の言語なので、国毎の発音に多少の差はあれど日本語と違って国や性別・出身地別に言い回しの差がありません。

日本語だとどうしても地方別に言葉の言い回しに違いが出てしまいますが、英語では違う言い回しを一単語に統一できます。

英語や英会話の勉強になる

二つ目に英語で犬のしつけを行うことは実践的な英語や英会話の勉強にもつながるので一石二鳥です。

日常の中で出会い使った言葉が一番馴染みがあり定着するものなので、犬のしつけで基本的な英単語をマスターできます。

また普段から犬と疑似的な英会話を行うことで、外国人と英語を話す時に英語を使う抵抗感が少なくなります。

特に今の時代は国内に居ても外国人と接する機会も少なからずあるので、そういう時の準備にもなるのではないでしょうか。

盲導犬は英語でしつけられている

国内外を問わず、盲導犬は基本的に英語でしつけられているという事実をご存知でしょうか?

公益財団法人日本盲導犬協会がその理由を正式に書かれていますので引用します。

また、日本語の命令形は語調が強く聞こえ、たとえ犬に対する命令であると解っていても、叱っている言葉は、周りの人が聞くと、ビックリしたり、不快に思うことがあるためです。
英語で叱るときは「NO」の一言で済むので誤解を与えません。なお、主に日本語で訓練をしている協会もあります。

引用:https://www.moudouken.net/faq/

プロの方々もこのように英語でしつけを行う効用を推奨しています。

誰にでも実践できる簡単なコマンドから始めてみましょう。

英語を使うデメリット

英語を使って犬のしつけを行うデメリットですが、これは大きく分けて二つあります。

まず一つが「飼い主を含む家族全員がそのコマンドを覚える必要がある」ということです。

一人暮らしなら問題はありませんが、家族だと人によって言い方が違い犬が混乱しかねません。

二つ目に犬のしつけの時に英語脳に切り替えないと咄嗟に日本語を使ってしまう恐れがあります。

英語圏在住の方であれば日常でも基本英語なので問題ないですが、日本だとどうしても日本語を出しがちです。

このような混乱が起こるので、最初に日本語か英語か犬のしつけに使う言語を決めておきましょう。

スポンサードリンク

犬のしつけで用いる英単語

犬のしつけを英語で行うメリットとデメリットについて解説してきたのでいよいよ実践編です。

犬のしつけで用いる英単語としつけ方のポイントについて見ていきましょう。

基礎的なコマンド

まずは基礎的なコマンドの英単語を紹介していきます。

  • sit(おすわり)
  • shake hand(お手)
  • down(伏せ)(逆の「立て」はupもしくはstand)
  • stay(待て)(waitでも可)
  • house(自分のケージに入りなさい)
  • come(おいで!)(come onやcome hereでも可)
  • fetch(持ってきて)
  • go(いいよ!)(walkでも可)
  • heel(ついてこい)
  • good(よし)(Yesでも可)
  • no(ダメ)(Stopでも可)

この辺りは基礎的なコマンドとして必須なのでしっかり頭に叩き込みましょう。

特にfetchやheelなどは短い発音で的確に指示が伝わるので便利ではないでしょうか。

応用のコマンド

ここからは英語コマンドの応用編です。基礎コマンドの上位互換だと思ってください。

  • off(降りて)
  • drop it(出して)
  • shush(静かに!)(quietでも可)
  • leave it(そのままにしておきなさい)
  • play dead(死んだふり)
  • turn&spin(回れ)(turnは右回り、spinは左回りという形で理解させる)
  • one two(トイレへ行きなさい)
  • catch(ボールorディスクを捕まえなさい)
  • bang(バン)(銃で撃たれて死んだふりをさせる)

基礎編に比べると難易度が上がりますが、それでも日本語に比べると短い言葉で命令が出来ます。

また、英語は似た発音の命令が多いので、被りそうな場合は別の発音で覚えさせましょう。

犬にまつわる英単語

折角なのでコマンド以外の犬にまつわる英単語もいくつか書き記しておきましょう。

  • Canine(犬科の)
  • Doggy(わんちゃん)
  • Puppy(子犬)
  • Labrador retriever(ラブラドールレトリバー)
  • French bulldog(フレンチブルドッグ)
  • Akita dog(秋田犬)
  • Chihuahua(チワワ)
  • Beagle(ビーグル)
  • walk the dog(犬を散歩させる)
  • wag its tail(しっぽを振る)
  • tilt the head(首をかしげる)

いくつか紹介ましたが、これ以外にもまだまだ用語はありますので、気になった方はお調べください。

いずれにしても、覚えておいて損はなく、英作文や英会話などでも用いることができるでしょう。

ジェスチャーを忘れないこと

英語を用いる際のポイントはジェスチャーを忘れないことで、これは日本語の時と同じです。

犬は「音」で理解しますが、更にここに「動作」を伴わせることで視覚でも覚えます。

犬は音と同時に飼い主の動作・仕草をよく見ていますので、一挙手一投足に意識を集中させましょう。

まとめ

今回は犬のしつけの応用編として英語を用いたしつけについて紹介してきました。

勿論ここに書かれていることがすべてではありませんが、日本語よりも効率よく犬のしつけが行えます。

今や万国共通の言葉として用いられている英語をぜひこの犬のしつけで実践してみてください。

タイトルとURLをコピーしました