犬の散歩マナーは何がある?場所・季節別のマナーや注意点を徹底解説

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犬のしつけ応用編

飼い主の皆さんは愛犬とのお散歩を楽しんでいらっしゃいますか?

最初は楽しく始めた犬のお散歩も、やっていく内に同じコースを毎回ただ歩いているだけになってしまうこともあるでしょう。

毎日のお散歩だからこそ飼い主さんも楽しみながら行きたいもので、特に子犬期はお外で学ぶことがいっぱいあります。

とはいえ、散歩の目的やしつけの基本といった部分はこちらの記事に書いてありますので省略致します。

今回は応用編の犬の散歩マナーについてじっくり解説していきましょう。

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犬の散歩の基礎お浚い

まずはお浚いも兼ねまして、改めて犬の散歩の基本のしつけについてお浚いしておきましょう。

リーダーウォーク

犬の散歩における基本中の基本です。飼い主が散歩を主導し犬が足元に寄り添って歩きます。

実際にお散歩される際には持っているリードを少し緩めておくことが理想です。

これが出来ておらず犬にリードされている感じで歩いている飼い主はその時点でしつけがなっていないことになります。

無駄吠えや噛み癖が出ないようにする

お散歩中は愛犬が吠えないようにし、また噛みついたり襲ったりしないようにしましょう。

また犬同士の挨拶やコミュニケーションはストレスになる可能性もあるため基本的にやめましょう。

他の犬が近づいてきたら、愛犬を座らせるかオヤツをあげて落ち着かせるなどでかわしてください。

また、お散歩コースを変える、専門家に依頼するなどの対策もありますので、愛犬の様子を見て適切な対応を心がけることです。

排泄とマーキングはNG

こちらの記事でも紹介していますが、排泄・マーキングもマナー違反です。

排泄物を持ち帰るのはあくまで排泄してしまったときであり、尚且つ排泄は基本させないようにしてください。

食事の後排泄はしっかり済ませて出ない状態にしてから散歩することもまた鉄則中の鉄則ですからね。

草むらや電柱には近づかせない、マーキングの兆候である足を上げる仕草をしたらリードを引いて立ち去るな予防を意識することが大切です。

うっかりしてしまった場合マーキングしてしまった場所をトイレシートや水できれいに掃除し、排泄物は自宅へ持ち帰るようにします。

犬の散歩マナー応用編

さて、ここからは応用編で場所別・季節別の散歩マナーを見ていきましょう。

具体的には以下の状況が挙げられます。

集合住宅におけるマナー

アパートやマンションといった集合住宅の入居率が増えることから、かつてはマイナーだったペット可物件は徐々に増えています。

今ではむしろペット不可の物件のほうがマイナーなのですが、さまざまなトラブルの種が眠っていますので注意を怠ってはなりません。

具体的には以下のマナーを守ってください。

エレベーターでは抱きかかえる

集合住宅では多くの場合小型犬の飼育だけが許可されており、管理規約の中では「エレベーターに乗るときは抱きかかえること」となっているはずです。

この基本ルールを守らないと犬も飼い主もひどい怪我を負ってしまうことがあり、最悪の場合民事訴訟にハッテンしかねません。

犬を住宅民に触らせない

エレベーターの中では同じ集合住宅に暮らす人と一緒になることがよくあります。

その人が犬好きの場合反射的に犬を撫でようとすることがありますが、絶対にさせないでください。

犬が噛み付いてしまった場合、たとえ向こうが勝手に手を出してきたとしても、飼い主の側の管理が不十分だったとして責任を問われることがあります。

共用部で犬を放たない

集合住宅には廊下・エントランス・駐車場・ゴミ捨て場など共用部と呼ばれるスペースがあります。

こうしたスペースで犬を放ってしまうと、たとえ体が小さなチワワだったとしても思わぬトラブルに発展する危険性がるのです。

というか、そもそも住宅地に関しては基本入らなければ済む話なので、特別な場合を除いて行かない方が無難でしょう。

歩道におけるマナー・注意

飼い主が最も散歩コースとして歩くことになるのは歩道です。

歩行者が歩道を歩く際は道路交通法の適用を受け、車道ではなく歩道または路側帯(車道と歩道の間にある歩行者エリア)を歩くよう定められています。

しかし右側を歩くべきなのか左側を歩くべきなのかに関する規定はありません。具体的には以下のことに注意してください。

人通りが少ない場所や時間を選ぶ

ペットをわが子のように可愛がっている飼い主からは信じられない話ですが、厳然たる事実として世の中には犬嫌いがいます。

散歩中はそうしたタイプの人間がいるということを頭の片隅に置いておかなければなりません。

なのでまずは人通りが少ない場所・時間帯を選び、無駄な接触は避けるようにしてください。

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夜の散歩は明るい場所を歩く

日中の気温が上がる夏場は散歩の時間を夜にずらすことがあります。

また犬が大型の場合、人通りの多い日中の散歩を避けてあえて夜に散歩することがあるでしょう。

こうした夜の散歩は見通しが悪くなり、歩行者の姿が自動車や自転車の運転手からは見えにくくなってしまうことがありますので要注意です。

車道から離れて歩く

車道も事故が起こりやすいので絶対避けてください。「車は左、人は右」という標語はあくまでも車道と歩道の部分が明確でないときのものです。

歩道が明確な場合は道のどちら側を歩いても構いませんので、絶対に車道には近づけさせないようにして歩いてください。

犬をつないだままにしない

犬を柱や木につないだままコンビニで買い物をしたりスーパーで買い物をしたりしている人がいますが、これもNGです。

その間に犬が誰かを噛んでしまった場合、飼い主が無罪放免になるということはなく、不行き届きとなってしまいます。

飼い主は、犬の占有者として「相当の注意」を払う必要がありますので、散歩中は基本犬の傍から離れないことです。

電柱に近づかない

散歩中はなるべく電柱に近づかないでください。下手をするとそこでマーキングしてしまう可能性があります。

また曲がり角に来た時も角の方に寄せないように歩かせてください。マーキングをしそうになったらリードで意識を逸らします。

公園におけるマナー

そして飼い主と犬が最もトラブルに遭いやすいとされる場所が公園です。

公園には子供たちの遊び場となる小さな公園のほか、災害時の緊急避難所となる大きな防災公園などもあります。

こうした公園は飼い主同士や犬同士の交流の場として重要ですが、トラブルの可能性がゼロというわけではありません。具体的には以下のことに注意してください。

拾い食いはNG

途中で食べ物や飲み物が落ちてたら絶対に回避して食べさせたり飲ませたりさせないようにしてください。

公園内でよく見られるトラブルは愉快犯による毒餌(どくえ)事件です。

公園は犬にとっても飼い主にとっても憩いの場ですが、動物虐待者にとってはターゲットにしやすい場所という側面もあります。

飼い主同士の接触は避ける

近くに別の飼い主がいたとしても絶対に接触は避けてください、でなければ無駄なトラブルが起こってしまいます。

犬の飼い主は良識に満ちた人ばかりではなく、ルールをそもそも知らないようないい加減な人、ルールを知っているのに守ろうとしない適当な人など様々です。

なので危険な人が現われそうな公園かどうかをしっかりお確かめの上ご利用ください。

他の動物との遭遇にも注意

公園の中には飼い犬のみならず、野良猫などしっかりしつけがなされていない動物と出くわすことがあります。

また犬の中にはしつけができておらず、他の犬に危害を加える可能性が高いものもいるのです。

公園内には様々な犬や猫が集まりますので、そうした犬をいち早く見極めなるべく関わらないよう努めてください。

犬の脱走に注意

広々とした公園に着くと気持ちが大きくなり、手元に対する注意がおろそかになりがちです。

その結果、犬の急な動きに体が対応できずリードを離してしまうということがよくあります。

基本散歩中はリードを絶対に離さず、犬の好き勝手にはさせないでください。

季節別の散歩マナー

犬は人間よりも地面に近い場所で生活しています。そのため夏場や冬場は時間帯によっては犬の体に大きな負担をかけてしまうものです。

愛犬の体の負担を軽減させて、楽しく散歩に行くためにも、夏と冬の散歩の時間帯を少し考えておきましょう。

夏のお散歩マナー

夏場の散歩は、基本的に朝早くか日が落ちた夕方以降にしきましょう。

日が高いうちは外気温や太陽光に加えて、地面からの反射熱が愛犬を襲います。

犬は基本的に暑さにはあまり強くないので、小型犬や中型犬は朝夕どちらか、大型犬は朝早くと日が沈んでから散歩に連れて行ってあげましょう。

中には暑さに強い犬も居ますが水分補給は欠かさず、また30分以上のウォーキングは禁物です。

冬のお散歩マナー

冬の散歩は、夏とは反対に日が昇って少し温かな時に行くのがおすすめです。

温かい室内からいきなり寒い外に出ると、人間度応用犬も体に負担がかかります。

特に外が寒い真冬は玄関先などで少し寒さに慣れさせるなどのウォームアップを行って散歩に行きましょう。

雪が積もっている時は犬用の靴を履かせるなど、防寒対策をしてあげてください。

まとめ

今回は応用編として場所別・季節別のお散歩マナーや注意点について解説してきました。

四季折々、その時の気温や状態に合わせて散歩時間をずらすと犬への負担も軽減されます。

また、場所によって細かいマナーや想定されうるトラブルなども違ってくるでしょう。

事前に獣医やドッグトレーナーに相談の上でお散歩をしてみると良いのではないでしょうか。

何にしても絶対飼い犬に無理はさせず、また周囲に迷惑となる行為は避けてください。

飼い主の心がけとしつけ1つで散歩が楽しくなるか地獄となるかが決まるのです。

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