ミックス犬とは何かを徹底解説!その種類やメリット・デメリットは?

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ミックス犬

今回のトピックはミックス犬です。犬に興味を持たれた方は少なからず1度は耳にしたことがあるでしょう。

ミックス犬は近年人気があり、ペットショップでも販売されているので目にする機会も多いはず。

しかしいざミックス犬がどういう犬でどんな種類がいるのかまで正確に把握している人は中々いません。

今回はそんなミックス犬について諸々を解説します。

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ミックス犬とは

ミックス犬とは純血種同士を交配させて生まれた「交雑種」の犬のことをいい、雑種であることに変わりはありません。

ただ、雑種とは厳密にやや違う面があるので、それはまた雑種犬について書く機会があれば説明します。

日本においては一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)において認められていない犬種は全て雑種(MIX・ミックス犬)となります。

ミックス犬の魅力

違う犬種同士の交配によって生まれたミックス犬ですが、近年とても人気を増しておりペットショップなどでもよく見かけます。

ではなぜミックス犬が人気なのでしょうか?ミックス犬の魅力をここでは説明していきます。

両親の特徴を受け継ぐ

まず、ミックス犬の魅力の一つに「両親の特徴をハイブリッドに受け継ぐ」というものがあります。

チワワとミニチュアダックスフントのミックス犬であるチワックスなら、チワワのようなクリっとした大きな目・大きな耳が少し垂れていて、ダックスフントのような可愛い短足でヨチヨチ歩く可愛さ満点の姿になります。

また、毛の抜けやすいキャバリアやポメラニアンと毛の抜けにくいプードルを交配させることによって、巻き毛の毛の抜けにくいわんちゃんが生まれてきたりします。

これにより見た目だけではなく、場合によっては飼いやすさもアップします。

オリジナリティがある

2つ目に「個体差溢れるオリジナルの子が生まれる」というところも魅力の一つで、純血種の犬は多少の違いはあれどよく似ています。

ミックス犬は同じ両親から生まれた兄弟のミックス犬でもどのくらいの割合で両親の特徴をもって生まれるのかは個体差があるのです。

なので、兄弟なのに顔が全然違ってきたり性格にもかなりの違いが出たりします。

両親の特徴をそれぞれ引き継いだ特徴的な容姿を持ち、家族内での個体差もかなり出てくるため、個性重視の方にはとても魅力的でしょう。

純血種より安い

そしてミックス犬の魅力にはその驚きの安さにもあると思います。

近年ミックス犬は人気が出たため、基本的に安い値段で売られているのがミックス犬の特徴です。

30万代で売られているミックス犬もいますが、8万~10万円代の値段の子も多いでしょう。

両親が血統書付きとはいえ、ミックス犬自体には血統書がつかないのも関係があるのかもしれませんね。

安ければ良いというものでもないとは思いますが、金銭面が心配な方々にも飼いやすいという面が大きいです。

ミックス犬のメリットとデメリット

ミックス犬にはメリットもありますがデメリットもあります。

ミックス犬を家に迎えようと考えている方は、これらをよく理解してから犬を選ぶことをおすすめします。

ミックス犬のメリット

まずミックス犬のメリットは以下の通りです。

  • ルックスが可愛い犬が生まれる可能性がある
  • 遺伝的な病気を軽減できる可能性がある
  • 生物学的に強くなる
  • 両方の親犬の良いところを受け継ぐ
  • 個性的な犬である

全体的に共通するのは純血種の弱点が解消される所にあるのではないでしょうか。

ミックス犬のデメリット

ミックス犬のデメリットは以下の通りです。

  • どんな性格や体格の犬になるのか予想がつけにくい
  • 成犬になった際に、同じ種類の掛け合わせでも形にばらつきがある
  • 血統書がない
  • 深刻な病気がないとは決していい切れない
  • 犬のサイズなど無理な交配を行うことで犬が不幸になる可能性もある
  • 種類によってはからだのバランスが悪く骨折などの関節の疾患を起こすこともある

全体として共通するのはバランスの釣り合わない体型になることではないでしょうか。

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ミックス犬の種類

ミックス犬の種類は数え切れない程沢山あるので、今回はその中から一部を抜粋してお伝えします。

値段についてはペットショップからの購入やブリーダーからの購入、またはお店によっても変わってきますが相場をご紹介します。

チワックス(チワワ×ミニチュアダックスフンド)

チワックスはとても可愛い見た目で愛玩用として人気が高いです。

ですがデメリットの紹介でも取り上げたように、チワワの細い足とダックスフントの長い胴を受け継ぎやすいため、足腰が悪くなりやすいので注意が必要です。

ダックスフントの垂耳を受け継ぐ子が多いですが、中には半立ち耳や片耳だけ垂れている子もいます。

値段は約10~18万程度です。

マルプー(マルチーズ×トイプードル)

トイプードルの方がマルチーズより大きい場合が多いため、トイプードルの血を濃く引き継げば引き継ぐほど、大きめのマルプーとなります。

賢く温厚な性格の子が多いと言われていますが、賢いからこそ正しいしつけをしないといたずらっ子に育ってしまうこともありますので注意が必要です。

値段は約10~20万程度ですが、筆者が調べたところ35万の子もいました。

ポメキー(ポメラニアン×ヨークシャーテリア)

ポメキーはポメラニアンのような丸い顔に、ヨークシャーテリアのゴージャス感触れる毛並みが特徴です。

性格はポメラニアンもヨークシャーテリアも甘えん坊の子が多いため、その地を受け継いでいるポメキーも甘えん坊の子が多いです。

神経質な部分や、ヨークシャーテリアの血が濃いと頑固な一面も出てきます。

値段は約15万円前後になります。

チワズー(チワワ×シーズー)

チワズーはシーズーのようなふわふわで長めの毛になるので、抜け毛は少なくて済むようですが定期的な毛のカットが必要になります。

顔がシーズーのような丸顔で鼻がペチャっとしていて、体型がチワワのような受け継ぎ方が多いです。

性格は活発で遊び好きな子が多いです。

値段は約12~16万程度です。

シュナプー(ミニチュアシュナウザー×トイプードル)

シュナプーは見た目の特徴としてはシュナウザーの血を濃く受け継ぎやすく、巻き毛のスラリとした体型の子が多いですが、トイプードル寄りの丸っぽい顔になることもあります。

両親犬共に垂れ耳のため、シュナプーも垂れ耳になります。

性格は人懐っこく陽気で、トイプードルのように嬉しいとピョンピョン飛び跳ねたりする可愛い一面や、ミニチュアシュナウザーのように警戒心が強い一面も持ち合わせています。

値段は約18~25万程度になります。

コッカプー(コッカースパニエル×プードル)

コッカプーの見た目は、顔や密集した巻き毛、毛の色などトイプードルの血が濃く受け継がれることが多く、体格はコッカーというような場合が多いです。

性格は活発で社交的な子になり、他のわんちゃんとの交流も積極的です。

値段は約10~20万程度になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ミックス犬の種類はたくさんあり、子犬の頃から成長して大きくなった時に思っていた見た目になるかわからないところもミックス犬の魅力です。

ミックス犬は立ち方や見る角度によって両親それぞれの違った表情が出ます。

勿論良い点ばかりではなく、一代限りでない乱交配の可能性や悪徳ブリーダーによる大量な乱繁殖の可能性もあります。

掛け合わせによっては犬に負担のかかる体格の子犬が生まれるんで、反対の意見もあるということを理解しておくことも大切です。

ただ、そうしたデメリットを補って余りある魅力は確かにあるので考えてみてもいいでしょう。

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