犬が食べたらダメなものを徹底解説!その原因を探り対策を事前に予測

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ドッグフード以外の食べ物

拙ブログにて何度か食べ物の話はしてありますが、今回は「犬が食べたらダメなもの」を解説していきます。

犬の食生活は基本ドッグフードですが、ドッグフード以外でも食べていいものといけないものがあるのです。

人間の体にいい食べ物が必ずしも犬にとってもいい食べ物だとは限りません。

あくまで人間と犬は別の食べ物ですから、改めて原因と対策も合わせて見ていきましょう。

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犬に食べさせてはいけないものとは?

犬と生活をしていると、時には人間の食べ物を与えたり、テーブルの上にあったチョコレートを勝手に食べられてしまうなんてことも起こります。

しかし、人間の食べ物が犬にとって必ずしも安全なわけではありません

毒性のあるものや過剰摂取することで中毒を引き起こしてしまう場合があるのです。

犬との生活が始まったら、犬に与えてはいけない食べ物を知っておくことが重要です。

ではどんな食べ物に注意すべきなのでしょうか?原因や症状も合わせて見ていきます。

チョコレート

チョコレートは犬に食べさせてはいけない食べ物の代表格です。

チョコレートに含まれるテオブロミンという物質に毒性があり、症状が出る摂取量はチョコレートによって異なります。

以下はあくまで参考値ですが、ダークチョコレートで体重1kgあたり5g、ミルクチョコレートで体重1kgあたり10g、ホワイトチョコレート/体重1kgあたり500gです。

初期症状としては落ち着きがなくなる・吐く・失禁・下痢・筋肉の震え・脱水・体温が高くなるなどがあります。

そしてそれらの症状が進行すると最終的に筋肉の硬直や痙攣・昏睡を引き起こし、最悪の場合死に至るのです。

チョコは普段手頃なお菓子の代表格として嗜めるものですが、人間でも過剰摂取してはいけない麻薬のような食べ物に変わりありません。

それを犬に食べさせることは即ち死に向かって寿命を縮めるも同然の行為ではないでしょうか。

タマネギ(オニオン)

タマネギもまたチョコレートと並んで犬に食べさせてはならない食べ物の代表格です。

タマネギに含まれるアリルプロピルジスルフィドという物質が体内に吸収され赤血球を破壊して貧血症状が出ます。

赤血球は体中の組織に酸素を送り届け、代わりに不要物を受け取っているのです。

そのため、赤血球が壊れてしまうと、呼吸困難などに陥ることもあります。

症状が出る摂取量はタマネギ/体重1kgあたり15gで、初期症状は貧血(粘膜が白くなる)・黄疸(粘膜が黄色くなる)・食欲不振などがあります。

症状が進行すると、呼吸困難に陥りひどいときには死に至るので気をつけてください。

たまねぎもまた人間にとって身近な食べ物なので、犬の触れられない場所に管理しておく必要があります。

キシリトールガム

チョコレートやタマネギほどの頻度ではないですが、キシリトールガムもまた犬に食べさせてはなりません。

体内に吸収されたキシリトールによって膵臓からインスリンが急激に放出され、低血糖症を引き起こします。

犬がキシリトールを摂取することは想像がしにくいと思いますが、実は一部のガムの中にキシリトールが含まれている場合があるのです。

飼い主さんが注意して選ぶようにしてください。 症状が出る摂取はキシリトール/体重1kgあたり0.1gで低血糖症を引き起こします。

初期症状としては摂取後30~60分以内に吐く・脱力感・よだれを流す・発作などが起こるのです。

症状が進行すると、摂取後2~72時間以内に、急性肝不全の兆候で病気にかかるので絶対に接種させないでください。

ナッツ

リスがよく食べる食べ物の代表格のナッツもまた犬にとってはよくない食べ物であることが明白です。

原因物質はまだわかっておらず、中毒を引き起こすメカニズムも不明ですが、決してたべさせないでください。

症状が出る摂取量はマカダミアナッツ/体重1kgあたり2.2gです。

症状としては通常6~12時間以内に吐く・脱力感・震え・腹痛・ぐったりと横たわるなどの症状が見られます。

人間にとっても身近な食べ物として親しまれるので絶対に犬の目に触れない場所に置きましょう。

アボカド

アボカドの果実と種に含まれる「ペルシン」が原因で起こります。中毒量はまだわかっていません。

アボカド中毒の症状は吐く・下痢・呼吸困難がありますが、こちらは頻度は少ないでしょう。

人間でもアボカドを好んで摂取する人は少ないものと思われるので、普通に暮らしていれば目にすることはないはずです。

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もし料理の一環でアボカドが必要な時は注意して犬に食べさせないようにしてください。

ぶどう/レーズン

ぶどうに関しては原因物質はまだわかっておらず、また中毒を起こすメカニズムも不明です。

症状が出る摂取量はぶどう/体重1kgあたり19.6gであり、巨峰を約3.5粒、レーズンを約14粒食べると症状がでます。

初期症状としては摂取後24時間以内に吐く・食欲不振・下痢といった症状が見受けられるでしょう。

症状が悪化すると急性腎不全を起こすこともあり、急性腎不全が重症化したら死に至る場合もあります。

アルコール

飼い主がお酒をたしなむ人である場合はアルコールにも注意するようにして下さい。

アルコール飲料に含まれる「エタノール」が原因で、焼く前のパン生地や腐敗したりんごを摂取した後にアルコール中毒を起こしたという事例もあります。

穀物にはエタノールが成分として含まれるので、余り犬に穀物を食べさせてはいけないのはこれが原因なのです。

症状が出る摂取量は100%濃度のエタノール/体重1kgあたり5.5mlで命を落とします。

初期症状は尿失禁(おもらし)・吐く・下痢・嗜眠で、症状が進行すると呼吸制御・昏睡・発作、最悪の場合死亡することもあるのです。

人間でさえも過剰摂取すると危険なものなので、お酒を飲む際は絶対に犬を近づけさせないでください。

乳製品一般

犬は成長につれて乳製品を消化する働きを持つ酵素が不足するため、乳製品を消化する機能が低下します。

犬が乳製品を摂取すると、嘔吐・下痢・お腹の不調などの乳糖不耐症の兆候を示す可能性があるのです。

犬が食べるべきでない物を食べたかもしれないと思い当たる節がある場合はすぐにかかりつけの獣医師に相談してください

また、これらの有毒な食べ物は犬の手の届かないところに置き、犬にとって最適なもの以外を犬が口にしないようにしましょう。

危険な食べ物への対策

まず1番いいのは犬にとって危険な食べ物を「買わない」「置かない」「摂取しない」ことです。

特にチョコ・キシリトールガム・アルコールなどは人間にとっても余り健康にいい食べ物・飲み物とは言えません。

余程の好みでもない限り愛犬にはこれらのものを摂取しない環境作りを日頃から心がけましょう。

それでもどうしても摂取したい時はまず絶対に犬に買ってきたことをバレないようにしてください。

また、買ってきた食べ物・飲み物は犬の届かない所に置いておくようにしましょう。そうした普段の心がけがとても大切なのです。

万が一食べてはいけないものを食べてしまった場合

では万が一愛犬が食べてはいけない危険な食べ物や飲み物を摂取した場合どのように対応すべきでしょうか?

対策としては家庭で出来る治療法はないので、必ず動物病院で診察を受けてください

その際は「何を食べたか」「どのくらい食べたか」「いつ食べたか」を伝えましょう。

まず何を食べたか、飲んだかを必ず伝えて下さい。犬にとって毒性のある食品を食べているかどうかの判断ができます。

次に犬の体重と摂取した分量によって、症状がどのレベルなのかが分り、それに応じて治療費が変わるでしょう。

最後に摂取してからどのくらい経過しているかによって症状のレベルが分かるので、いつまで元気だったかを獣医に伝えましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

人間にとって何ごともない食材が犬には中毒を起こしてしまう食材も沢山あります。

少しでも飼い主が知識を習得し、飼い主が犬の健康食材をしっかりと管理してください

何事も徹底した知識と実践が大事ですので、犬の健康管理は飼い主の腕にかかっていることを忘れてはいけません。

最高のペットライフにするためにも徹底した食べ物の管理はマストです。

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