子犬が食ふんを行うのはなぜ?その原因と対策を徹底解説!

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犬の豆知識

犬を飼うときに最も飼い主の頭を悩ませる問題の一つが「食ふん」です。

これは人間には決して理解出来ない犬ならではの問題行動ではないでしょうか。

人間社会でわざわざ好き好んで排泄物を食べる人間は特殊な性癖の持ち主でもない限りまず居ません。

しかし犬となると特に子犬の時期は排泄物を食べてしまうという傾向が見受けられるようです。

ここでは子犬が食ふんを行う理由やメカニズム、対処法などについて解説していきましょう。

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子犬が食ふんを行う理由

飼い主の目の前でいきなり自身の愛犬が排泄物を食べ出したら不快もしくはショックではないでしょうか。

犬と人間で絶対に理解し合えない生態の違いが見受けられるところですが、放置していい問題ではありません。

ここではその理由について見ていきましょう。

食ふん自体は珍しくはない

人間社会のみで生きている私たちには信じられないことでしょうが、実は食ふん自体はさして珍しくないのです。

たとえば代表的な所だとフンコロガシやウサギ・コアラなどは排泄物に含まれている未消化の栄養素を摂取しています。

特にフンコロガシなどは名前からして既に排泄物を食べて生きていることが分かるでしょう。

しかし、では犬の食ふんは自然な行動なのかというと決してそんなことはなく、病気にかかるリスクが増えます。

だから放置していい問題ではないのです。

殆どの場合飼い主のしつけに原因がある

子犬の頃の食ふんはまだ理性や分別がついていないために、本能でついついやってしまうものです。

ですから、きちんとトイレトレーニングを行えば成犬期に入るまでに自然と治っていきます。

しかし、ここで飼い主のしつけが間違っているとそれが原因で食ふんをエスカレートさせるのです。

では具体的にどんな原因が挙げられるのかを掘り下げていきましょう。

食事の量並びに栄養が不足している

主たる原因は食事の量並びに栄養が不足しているということが挙げられます。

ドッグフードの記事でも説明しましたが、犬種や大型・中型・小型によって必要な食事量や栄養は異なるものです。

ここで栄養管理がしっかり出来ていないと子犬は不足分の栄養を補おうとして排泄物を食してしまいます。

これが自身のフンだけならまだしも散歩中に雑菌が混ざった他の犬や動物のふんまで食してしまう場合は問題です。

確実に病気のリスクが上がり体調を崩しやすくなりますので、決して放置しないようにしましょう。

味のマンネリ化

人間だって毎回同じ食事ばかりしていたら飽きるのと同じように子犬も同じドッグフードではマンネリ化します。

それが前述の栄養素の不足にも繋がり、違う刺激を求めて違う味を食べたいと食ふんを行うようになるのです。

犬だって決して飼い主の言うことを素直に聞くだけの奴隷ではないのですからそこは注意して下さい。

ストレス

飼い主が構ってくれなかったり、或いはしつけが厳しすぎるとストレスをため込んで食ふんを行うようになります。

怒られるのが嫌だから、構って欲しいから、自分に注目して貰いたいからという承認欲求でしょう。

また、飼い主が仕事などで家を空けることが多いと分離不安症と併発して行う可能性もあります。

ストレスは万病の元と言いますが、それは子犬においても例外ではないことを忘れないでください。

きれい好き

トイレトレーニングの際、排泄の失敗を叱られた経験から「排泄=いけない行為」と思い、ウンチを隠すため食べるようになります。

排泄物を飼い主が片付けていると、片付けようという気持ちから食ふんを行うようになるのです。

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飼い主がトイレ周辺を汚して放置していた場合も同じようきれい好きの習性が働いて食ふんを行います。

即ち犬を飼うときには徹底してきれい好きを保っておかないと簡単に排泄物を食するようになってしまうのです。

食ふんへの対策

こうして見ると、子犬期における飼い主のしつけにその原因があることが分かります。

しかし逆に言えば食ふんの原因さえ分析出来れば簡単に対策を打つことが出来るのです。

ここでは原因に対してどのように対処すればいいのかを述べていきましょう。

ドッグフードを定期的に変える

毎回同じ食事ではなく定期的に違うドッグフードに変えてみましょう。

時にはドッグフード以外の犬が食べられる食事を用意してもいいかもしれません。

消化にいい食べ物や栄養価の高いものを食べさせることで便の匂いも改善できます。

それでも足りない場合は犬専用のサプリメントを与えてみるのもありです。

特にビタミンやミネラルはついつい不足しがちですから、サプリで補いましょう。

こうすることで排泄物を食する原因は大方減らせます。

トイレトレーニングで叱らない

まずトイレトレーニングにおいては絶対に厳しく叱ったりしないでください。

ここで指導法を間違えると子犬の中で排泄=悪いことというイメージがすり込まれてしまいます。

また、排泄物を片付ける際は子犬に気付かれないうちに黙って片付けましょう。

いつの間にかなくなっているものとすることで8割方解決出来るのです。

トイレ周辺の清潔感を保つ

こまめなトイレを含む犬の居場所の掃除を行い清潔感を保つように心がけてください。

上記したように犬は種類を問わずきれい好きという習性がすり込まれています。

徹底した心がけこそが子犬を誤った方向へ行かせない為の鍵なのです。

逆にいうと、食ふんを犬が行っている場合飼い主の清潔感にも問題があると思いましょう。

沢山遊ぶ

子犬はとにかく飼い主に構って欲しいので、散歩をしたり遊んだりしてストレスをなくしましょう。

仕事で忙しいという方は別の人に面倒を見て貰うのもいいかもしれません。

1番いいのは自宅でできる在宅系の仕事などで犬と居られる時間を多く作ることでしょうか。

特に現在コロナの影響で余り外に出られないので、在宅ワークは最適な環境と言えるでしょう。

専門家に診て貰う

食ふんの場合病気の可能性が疑わしいので、定期的に動物病院に連れて行き診て貰いましょう。

特に散歩中のふんを食べることが癖になると知らない内に病気が進行している可能性があります。

遅くなってからでは遅いので、かかりつけの動物病院へ連れて行ききちんと診て貰って下さい。

それでも治らない場合はドッグトレーナーに相談して貰うという手もありでしょう。

大事なのは飼い主一人で抱えきれない問題は素直に相談することです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

子犬の食ふんは大体が一過性のもので、年齢と共に自然に治っていきます。

しかし、この時期にしっかりしつけをして辞めさせる癖をつけないと成犬になってから悪化するのです。

当然放置していい問題ではないので、きちんと向き合って根気強く解決へ向けて動きましょう。

ピンチはチャンス、食ふんのような問題行動は飼い主が成長する絶好の機会でもあります。

常に愛情を忘れず丁寧にしつけていってください。

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