犬のしつけにお酢スプレーは有効なのか!?作り方や長所・短所を解説

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犬のしつけ入門

お酢といえば、日本人には非常になじみ深い調味料の定番でしょう。

お寿司のシャリや漬け物に使えるのは勿論のこと、硬貨を綺麗にする裏技としても用いられています。

そんなお酢ですが、何と犬のしつけにも有効であるのだとか言われているのです。

今回はそんなお酢が本当に犬のしつけに有効かどうかをその効果や長所・短所と共に解説していきましょう。

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お酢スプレーを作る理由

特に子犬期に愛犬がトイレを覚えてくれず色々な場所で粗相をしたり、家具や壁などに傷をつけたりすることがあります。

そういう時にどうやってしつければいいのか分からずお手上げという飼い主も少なからず居るのではないでしょうか。

そんな時に役立つのが「しつけスプレー」で、その中でもお酢はかなり効果抜群だとのことです。

犬は特に嗅覚が異常に発達しており、人間の比ではない程の強烈な異臭が嫌いなのだと言われています。

この特徴を逆手に取って作られたのがお酢スプレーなのです。

お酢スプレーの作り方と効果

作り方は簡単で、スプレー容器を1つ用意してください。使い終わったお風呂用洗剤のスプレーボトルの容器でも構いません。

その容器に2倍程度の水で希釈したお酢を入れればあっという間にお酢スプレーのできあがりです。

作り方自体はとっても簡単で誰にでも出来るのでお手軽で、これを手に取りやすい所に置いておきましょう。

もし犬が吠えたり粗相をしたりイタズラをしたりしたら、知らんぷりして犬の頭上にお酢スプレーを振りかけます。

次の瞬間犬派お酢の刺激によってくしゃみをし、あっという間に吠えなくなりお酢の強烈な異臭に黙らざるを得ません。

長所と短所

そんなお酢スプレーは効果がありますが、当然ながら長所・短所があるので触れていきましょう。

長所

粗相や噛み癖などを直すことが出来る

まず犬には粗相や噛み癖を直すことが出来るという非常によろしい利点があります。

勿論一度だけではなく、最低でも2週間程度は続けて初めて効果が出るものですが、ないよりはあった方がいいでしょう。

特に子犬期にこれをやっておくと後々成犬になっても効果てきめんです。

食ふん防止にも最適である

2つ目に食ふんを防止する際にも効果的であるということが挙げられます。

犬は排泄物を異臭だと思っていないので、そこにお酢スプレーをかけると一気に排泄物が嫌いになるのです。

お酢以外にもわさびやハッカ油なども有効ですので是非お試し下さい。

お酢=嫌な匂いだとすり込まれる

そして何より最大の利点は犬の嗅覚を刺激することで嫌なにおいだとすり込まれる点です。

このプラシーボ効果こそお酢スプレーを用いる最大の利点ではないでしょうか。

一度嫌いになった匂いを二度も三度も嗅ぎたいなどとは普通思いません。

短所

家中が異臭だらけになる

最大の短所は家中の家具やら服やら全てがお酢の匂いで充満してしまうことです。

これは愛犬にとってだけではなく、何よりも飼い主との家族にとって最大の迷惑でしょう。

へたすれば隣近所や来客からも苦情が来るかも知れませんので気をつけて下さい。

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犬が匂いに慣れてしまう

同じスプレーばかりを使い続けていると犬がその匂いに簡単に慣れてしまいます。

そうなるともはやマンネリ化して免疫が出来てしまうので何の効果も持ちません。

それを防ぐ為にも定期的にお酢だけではなくハッカ油やわさびなど入れ替えてみましょう。

お酢アレルギーの犬も居る

ごく稀にですが、お酢アレルギーの犬もいますので、十分注意しましょう。

そういう場合下痢・嘔吐・皮膚のかゆみ・目の充血といった形で現われます。

食物アレルギーは摂取後すぐに症状が現れる訳ではないので経過を見て下さい。

あくまでも緊急の荒療治

ここまでお酢アレルギーについて解説してきましたが、なるべくなら用いない方がいいに越したことはありません。

あくまでも緊急の荒療治でしかなく、長所よりも短所の方が上回り、コストパフォーマンスが悪くなります。

安かろう悪かろうではありませんが、所詮間に合わせの小手先など簡単に通用しなくなってしまうものです。

このような小手先に安易に頼ってしまうのではなく、犬が粗相などをしないで済むしつけを行いましょう。

人間を育てるのと同じかそれ以上の労力が子犬をしつける際にはかかるものであり簡単にはいきません。

どうしても治らないときはメンターに相談

そういうわけなので、どうしても犬の噛み癖などが治らない場合は高いコストを払ってでも専門家のメンターに相談しましょう。

こういうペットの問題を知識も経験値も無い素人の飼い主が勝手な自己判断でやることの方が遥かに危険です。

犬のしつけに関してはどうしても弊サイトも含むネットの記事などの二次情報・三次情報を鵜呑みにしがちとなります。

しかし、ここで語られる蘊蓄よりも直にお会いした専門家の一次情報の方が遥かに情報価値や信頼度は高いのです。

ややビジネスライクな話で言うと、人間払った対価以上の情報を得ることは出来ません。

本当に犬のしつけをしっかり行いたいのであれば、プロの方から指導を直接仰ぐのが一番早いのではないでしょうか。

「だろうしつけ」ではなく「かもしれないしつけ」

結論としては余程じゃない限りそんなに有効な手段ではなく、あまり用いない方が賢明です。

もしお酢スプレーを犬のしつけで使うことになったのだとしたら、その飼い主はかなり危ない状況にいると言って良いでしょう。

犬のしつけが上手く行かないからそのような姑息な手段に頼らざるを得なくなってしまう、ということですから。

車における「だろう運転」ではなく「かもしれない運転」に因んで、「だろうしつけ」ではなく「かもしれないしつけ」を心がけて下さい。

常に慎重にゆっくりじっくり焦らずしつけていくことが何より大事です。

まとめ

今回は犬のしつけにお酢スプレーが有効か否かを論じてきました。

長所よりも短所の方が明らかに多いやり方なので、積極的に用いない方が上手く行きます。

あくまでも飼い主のしつけの仕方の問題であることを忘れてはなりません。

常に愛情を注いで犬を育てることを忘れないで下さい。

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