子育てと犬の飼育は両立可能?吉と出るか凶と出るか!?方法を徹底検証!

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犬と家族 初めての子犬

前回の記事ではこれからの時代に向けて犬の育て方はどうあるべきなのかをまとめました。

コロナ禍に伴い人々の暮らしや意識は大きく変化し、益々ペットの需要は伸びるでしょう。

そうなると必ずでてくる問題の1つが子育てと犬の飼育の両立です。

お散歩している犬やお友だちが犬を飼っているのを見て「ペットが欲しい!」とせがむ子供もいるでしょう。

またたまに捨て犬を子供が拾ってきて「飼おうよ」と言うこともあるかもしれません。

今回は子育てと犬の飼育が両立可能なのかどうかをじっくり掘り下げて検証します。

 

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子育てと犬の飼育の両立が凶と出る理由

 

 

まず現状からお伝えすると、子育てと犬の飼育の両立は大体において上手く行きません。

むしろ「イライラ」という言葉が検索候補に出ることからも大変なことが分かります。

ここでは飼い主がイライラしてしまう理由を考えてみましょう。

 

お金がかかる

 

1番の理由として挙げられるのがやはり「お金がかかる」という経済的な理由によるものです。

犬の生涯費用はどんなに安くても200万、犬種によっては500万以上かかることはザラにあります。

これに子育てが加わると子供の養育費だけでも最低2000万はかかるようにできているのです。

つまり最低でも3000万近くを犬と子供に投資しなければならないというダブルパンチになります。

子供1人と犬1頭でこの値段ですから数がもっと多いと5000万〜1億はトータルでかかるのです。

多くの飼い主が躓いてしまう理由はこの辺りの収支管理・資産運用が甘いからではないでしょうか。

目先の欲求だけに囚われて長期で物事を見る目を養っていないとイライラが募って飼育放棄を起こすのです。

 

子育てとの両立が難しい

 

2つ目に子育てと犬の飼育の双方にエネルギーがかかってしまうというのが挙げられます。

特に幼児と子犬を同時で育てることになると、最悪の場合育児ノイローゼになりかねないのです。

例えば子どもの食べこぼしを犬が食べてしまったり、犬が幼児を怪我させてしまうこともあります。

その辺りのリスクを考えず犬と子供を一緒に育てると命の危険に晒されストレスが倍増するでしょう。

他にも犬へのしつけや雨の日の散歩もあるので様々な問題が出てくるのではないでしょうか。

子育ても犬のしつけも生半可にできるものではないため、多くの家庭が断念してしまうのです。

 

そもそもの心構えと知識が不十分である

 

そして3つ目にそもそも飼い主となる親の心構えと知識が不十分だからではないでしょうか。

本当に深刻な問題は経済的な理由よりも親のメンタル面の問題にあります。

近年児童虐待で捕まる親を見て「子供を産んだから親であるわけではない」という意見が出ますよね。

それは犬の飼育も同じであり、犬を飼ったから立派な飼い主であるわけではないのです。

児童虐待もペットの飼育放棄も根元まで突き詰めていくと同じ結論に辿り着きます。

親になるとはどういうことか?飼い主になるとはどういうことか?

このことにきちんと向き合い子供と犬の個性を尊重した育て方をしなければなりません。

 

子育てと犬の両立が吉と出る場合

 

 

しかし、世の中には逆に子育てと犬の両立を可能としている家族もまたあります。

この場合は子育てが帰って吉と出るパターンであり、こちらも考えてみましょう。

失敗要因を知るだけではなく、成功要因を知ることも大切でしょう。

 

他者とのコミュニケーションを学べる

 

まず1つ目に子供が他者とのコミュニケーションを学ぶことができることです。

兄弟姉妹のいる家庭であれば時に喧嘩をしながらでもやっていいことを悪いことを学ぶでしょう。

しかしひとりっ子の場合友達でも作らなければ家庭内で他者とのコミュニケーションを学ぶ機会がありません。

そこで犬と接したりお世話をしたりすることによって他者とのコミュニケーションを育めるのです。

どうしたら相手が喜ぶのか、何をしたら嫌がるのかを考えるようになるというメリットがあります。

ただし、大前提としてこれは親が子供に犬のしつけ方のルールを徹底して教えた場合の話です。

まず親子の関係性がきちんと構築された上でなければなりません。

 

自分の役割を果たす責任感

 

2つ目に自分の役割を果たす責任感を子供も親も犬の飼育を通して学ぶことができるのです。

犬と子育ては本質的な部分こそ共通していますが、しかしいざ実戦となると対応が違います。

ただかわいがるだけでなく時には叱ったり大切なことを教えたりして最後まで面倒を見る必要があるのです。

自分の役割をきちんと果たす責任感が身につけば、親も子供も犬もwin-win-winの関係になれるでしょう。

逆に言うと、そこで犬のことを蔑ろにするようなことをしたら絶対自分に跳ね返ってきます。

やはり投資したら投資した分だけのリターンが跳ね返ってくるようにできているのではないでしょうか。

 

命の尊さを学べる

 

そしてこれが最も大切なことですが、命の尊さを学ぶことができるという最大のメリットがあります。

ペットの寿命は人間より短いため、子どものうちから飼育した場合必ずペットの死に直面するでしょう。

それは親も子も関係なくどんな生き物もいずれは死ぬ運命にあることを犬を通して突きつけられるのです。

親も子供も命は決して無限ではなく有限であり、だからこそ毎日を大切に過ごす必要があると学べます。

ペットを通して命のありがたさを学ぶことができるのはお金以上の何物にも代えがたいリターンでしょう。

逆に命を粗末に扱うような親や子供は決して犬を飼ってはいけないということではないでしょうか。

 

子育てと犬の飼育の両立は不可能ではない

 

 

子育てと犬の飼育の両立は確かに簡単なことではありませんが、決して不可能ではないでしょう

なぜ犬の飼育放棄が起こるのかというと、結局は飼い主が全部を1人で背負ってしまうからです。

だからまずはその負担を減らすべく素直に周りに頼ってみると良いのではないでしょうか。

子育ても愛犬のお世話も家族みんなで楽しみながら行っていけば多少の苦労は笑いに変えられます。

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何より愛犬と接することで見えてくる子供の成長もまたあるでしょう。

もちろん気を付けなければいけないこともありますし、大変なことだってないわけではありません。

逆に言えば、苦労を苦労だと思ってしまえば子育ても犬の飼育も大変になってしまうのです。

 

子育てと犬の飼育の両立に必要なもの

 

 

このように子育てと犬の飼育の両立は決して不可能ではないことが証明されています。

多くの家庭が大変な思いをしているからといっ何も諦める必要はないのです。

ここでは子育てと犬の飼育の両立に必要なものをご紹介します。

 

十分な軍資金

 

もうこれは何度も言っていることですが、まず十分な軍資金です。

豊かな経済力がなければペットと子育てを両立することはできません。

ブリーダーやドッグトレーナーのように犬との暮らしを生業にしている人は除きます。

少なくとも一般層の人たちが犬と子育てを両立しようと思ったらお金が必要です。

事実私が知る限りペットと子育てを両立している家庭は経済力が十分にある人たちでした。

どれだけ犬が好きで子供に愛情を注いでいても、それを愛し育む能力がなければ無力です。

力なき正義は無力であるのと同じように経済力なき育成は決して実現しません。

 

徹底した育成の知識と心構え

 

経済力が整ったら次は徹底した育成の知識と心構えが必要になります。

ブリーダーやドッグトレーナーなどへの自己投資は積極的に行ってください。

また、犬の病気などのメンタルケアはきちんと獣医などの専門家に相談しましょう。

この際に大事なのは決して完璧な飼い主・親であろうとしないことです。

あくまでも子供や犬と同じ一年生の気持ちで一緒に学び成長していくことではないでしょうか。

常に子供やペットに寄り添い、彼らの目線で物事を考えつつダメな部分はダメと言う。

この飴と鞭の使い分けをどれだけ徹底することができるかによって明暗が別れます。

立派な親・飼い主になろうと思ったら専門知識を学び、実践するしか道はありません。

 

長期目線で育てる我慢強さ

 

そしてこれが最も大切ですが、子供も犬も長期目線で育てる我慢強さが大切です。

確かに子育ても犬の飼育も実際にやって見なければ分からない苦労がたくさんあります。

なかなか言うことは聞いてくれないし、夜中に泣き出すことだってしょっちゅうでしょう。

でもそこで決して感情的にならず、きちんと長い目で将来を見据えてあげてください

たとえ若い頃に問題があってやんちゃだったとしても将来しっかりした大人・成犬になればいいのです。

どこまで遠くを見るのか、ゴールをどこに設定するのかによってモチベーションはまるで異なります。

常に大局を見据えて長期目線でじっくり育てる我慢強さを根気よく持ち続けましょう。

 

子育てと犬の両立を実践する時の注意点

 

 

それでは子育てと犬の両立を実践する時の注意点ははたして何でしょうか?

ここでは更に実践的な子育てと犬の両立のポイントを紹介します。

 

子供がある程度育ってから犬を飼い始める

 

まずは子供がある程度育ちしつけが出来てくる小学生位から飼い始めるようにしてください。

子供が赤ん坊の時は夜中に泣き始めるし病気にかかることもあるので負担が大きくなります。

ただでさえ育児ノイローゼにかかりやすい時期ですから、精神・肉体共に負担がかかりやすいでしょう。

だからこそ子供がある程度親の手を離れてもやっていける物心がつく時期から飼うのがベストです。

その時には子供も犬のことを可愛がって一緒に遊ぶ余裕も出来ていますし親が全ての面倒を見る必要はありません。

どのタイミングで犬を飼うのかを見極めることも飼い主にとっては大事な仕事です。

 

子供が捨て犬を拾ってきても安易に飼わない

 

冒頭でも書きましたが、もしかしたら子供が捨て犬を拾ってきて「飼って」とせがむこともあるかもしれません。

しかし、子供は感情的になっているだけなので親は決して子供の言い分に耳は貸さないてください

かといって決して「ダメ」と叱りつけるのではなく、まず子供の言い分を受け止めることが大事です。

その上で「ではなぜその犬を飼う必要があるのか?」と子供に問い、考えさせるようにしましょう。

そうすることで子供は自分で考えてきちんと根拠を考える力が身につきますし、親子の対話にもなります。

また、その捨てられた犬を安易に保健所に預けるのではなくて、どういう犬種なのかをきちんと聞いてください。

そこで飼うのに納得できる答えがきちんと出た時に、改めて飼うようにすればいいのではないでしょうか。

とにかく安易な即決即断だけは決してしてはいけません。

 

匂い対策を徹底する

 

そしてこれが最も大切ですが、犬は他のペットと比べても匂いが目立つペットです。

だからこそ来客のことも考えて匂い対策はきちんと行うようにしてください。

特に子育てと両立する場合は子供が友達を家に連れて遊びにくる場合もあるでしょう。

もしその子の友達が犬アレルギーや犬の匂いが嫌いだった場合それだけで関係が壊れかねません。

犬を飼育している一家には気にならなくとも、外から来る人たちにはその匂いは分かってしまいます。

そういう現実があることをきちんと認識した上で素敵なペットライフを築く努力が大切です。

ペットを飼うに当たって来客への配慮を徹底することを意識しましょう。

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

今回は子育てと犬の飼育の両立について解説・紹介してまいりました。

子育てと犬の飼育の両立は多くの家庭で失敗しているという現実が確かにあります。

しかしその一方できちんと成功させている家庭がまたあることも事実です。

要するにきちんとした一定の方法論を用いて行えば不可能ではありません。

とにかく大事なのは経済力心構えタイミングの3つにあります。

この3つがしっかりバランス良くできれば、子育てを行いつつ犬の飼育もできるでしょう。

この記事が少しでも子育てと犬の飼育の参考になれば幸いです。

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