ジャック・ラッセル・テリアの魅力は何?しつけから維持費まで徹底解説!

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ジャック・ラッセル・テリア ジャック・ラッセル・テリア

前回の記事では超希少種の日本テリアについて解説しましたが、その日本テリアの大元と思しき犬種を解説します。

ジャック・ラッセル・テリアは小型犬とは思えないほど活力に溢れ凄まじいエネルギー量の犬種です。

その為初心者向きではないといわれる犬種であり、飼うのにかなり苦労するといわれています。

今回はそんなジャック・ラッセル・テリアの魅力についてしっかり解説して行きましょう。

しつけのコツから維持費まで本稿をもってしっかり掘り下げていきますので、参考にしてみてください。

 

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ジャック・ラッセル・テリアの基本スペック

 

 

まずはジャック・ラッセル・テリアの基本スペックをじっくり掘り下げて見て行きましょう。

 

基本データ

 

まずはジャック・ラッセル・テリアの基本データです。

 

・種類・・・小型犬
・大きさ・・・25〜30cm
・体重・・・6〜8kg(成犬)
・平均寿命・・・13~16年
・原産国・・・イギリス

 

イギリス原産の純正テリア種であるために、交配種の日本テリアとは違い物凄くテリア気質が強めです。

小型犬ではありますが、そのフサフサの毛と威勢の良さからとても強い犬と見られます。

平均寿命もかなり長く、ずっと愛着をもって飼いたいというタイプにはお勧めではないでしょうか。

 

基本的な性格

 

ジャックラッセルテリアは強いテリア気質を持っている犬であり、小型犬ながらもすごく腕白な犬種です。

頑固で負けず嫌いな面があり、好奇心旺盛で活発かつ猟欲が強い性格を持っています。

猟犬としての能力が優れていて勇敢で動作は俊敏であり、下手な大型犬も顔負けの身体能力です。

飼い主並びに家族に対してはとても忠実で友好的なので、懐に入れば可愛い性格だといえるでしょう。

しかし家族以外の人間に従うことは少なく外来者に対しては激しく警戒する程の猜疑心の強さがあります。

また、とても賢い犬なので飼い主が力不足であると見抜くと見下してマウントを取るようになるのです。

暴君のようになることもあるといわれており、お世辞にも初心者向きとはいえないのではないでしょうか。

 

日本テリアの歴史

 

ジャック・ラッセル・テリアの歴史が始まったのは1870年頃にイギリス・デボン州での出来事です。

その時ジャック・ラッセル牧師が作出して誕生したのがジャック・ラッセル・テリアであり、生みの親の名前がついています。

ラッセル牧師はジャッジ兼ブリーダーとしても知られており、イギリスケンネルクラブの創立メンバーのでもありました。

キツネ狩りが好きだったラッセル牧師は優秀な猟犬を作ろうと思いフォックス・テリアをベースに交配を始めたのです。

その目的は猟の性能を磨くことにあり、ビーグル、ボーダー・テリア、さらに強い気質を持たせるためにブルテリアなども交配しました。

その結果かわいらしい見た目に反して、気性の荒さを持ったハイブリッドの戦闘民族のような犬が誕生したというわけです。

紆余曲折を経て1990年にイギリスケンネルクラブでスタンダードが制定され、FCI(国際畜犬連盟)もその名前でスタンダードが作られました。

映画やテレビなどにも数多く出演し、爆発的なブームにより短い間に世界中に広まった犬種です。

 

ジャック・ラッセル・テリアの入手の仕方

 

 

日本テリアとは違い、こちらは割と一般の方でもお買い求めがしやすい犬種です。

そんなジャック・ラッセル・テリアはどのようにして入手すればいいのでしょうか?

 

血統にこだわりがないのであればペットショップ

 

ジャック・ラッセル・テリアをペットとして飼う方で血統にこだわりがない方はペットショップでの購入がオススメです。

清潔な場所で育てられ、血統や値段が明記されているため安心ですし実際に触れ合いができます。

ペットショップの営業時間内であればいつでも行って触れ合いができるのも嬉しいポイントでしょう。

何回も通って性格が合うかどうか、健康な子犬かどうか確かめるのは大切なことです。

また、ペットショップであればジャック・ラッセル・テリアの子犬を迎えるために必要なグッズを1通り揃えることができます

ペットショップ内で子犬が使っていたおもちゃやドッグフードであれば、新しい環境に来たときにストレスを感じにくくなるのです。

 

良質の血統が欲しいのであればブリーダー

 

逆に血統にこだわりがあって、どうしても良質のジャック・ラッセル・テリアを飼いたい方はブリーダーから購入するのがお勧めです。

ブリーダーから購入する際の良いところは何よりも対面で直に接して子犬を譲っていただけるところにあります。

ペットショップと違いより親密な関係を築くことも出来ますし、育成に関して具体的かつ実践的な知恵を沢山頂けるのです。

また、場合によってはお勧めのドッグフードやおもちゃなどを特別に極秘情報として提供して頂ける場合もあります。

ペットショップに比べるとお金はかかりますが、その分対価に見合う質の高い情報を頂けるのです。

せっかくのペットライフですから、ここで初期投資を惜しまずに払う方がいいのではないでしょうか。

 

購入費はどれくらい?

 

そして気になるのが購入費ですが、ペットショップとブリーダーでかなり値段は異なります。

ジャック・ラッセル・テリアの相場は10万円~30万円と幅がかなり広いです。

ペットショップで購入する場合相場は10万円~25万円程度で、これだけ差がある犬種は珍しいでしょう。

ブリーダーから購入する場合は10~30万円程度であり、ペットショップより相場が高いのは血統のよい子犬が多いためです。

どちらで購入するにしてもペットショップ店員やブリーダーの人間性をしっかり見て判断してください。

中には明らかに質の悪い個体を法外な値段で押し付けたり、劣悪な育成しかしてなくて問題児だったりする場合もあります。

ビジネスにおけるメンター選びと一緒で、きちんと売り手の人間性を見て飼うようにしましょう。

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ジャック・ラッセル・テリアの魅力

 

 

そんなジャック・ラッセル・テリアの魅力を上記で紹介した性格面等々と併せて紹介していきましょう。

 

とても明るくて活発

 

性格の項目でも説明しましたが、小さい体ながらとても元気で活発かつ好奇心旺盛で遊ぶのが大好きです。

ジャック・ラッセル・テリアはいつもワクワクしているような無邪気で明るい表情が印象的でしょう。

もともとは猟犬で活躍していたため、パワフルさと柔軟さを兼ね備えており大変勇敢な性格です。

日常に明るい刺激が欲しい飼い主や共にゲームやスポーツを楽しむなどアクティブに過ごしたい方向きでしょう。

逆にいえば、大人しい犬種を飼いたいという方には不向きの犬種だといえます。

 

番犬としても頼りになる

 

小型犬の割にとてもパワフルなエネルギーの塊なので、番犬としても頼りになります。

近年空き巣や不法侵入なども目立ちますので、外来者に対しては容赦なく吠えるのです。

何だったら撃退するために襲いかかることもあるほどですから、小さいからと舐めてはいけません。

また、散歩に出た時は常に臨戦態勢であり、大型犬相手にも怯むことなく立ち向かっていきます。

自分の何倍も強い相手に立ち向かえるその勇敢さは飼い主としても誇りとなるのではないでしょうか。

非常に心強い番犬としてそばに置いておくと、それだけで心強い味方となってくれます。

 

育て甲斐がある

 

このように非常に癖が強く育てるのは決して楽な犬種ではありませんが、その分育て甲斐はあります。

大人しく何でも言うことを聞いてくれるような愛犬は飼い主としてどこか物足りない方もいらっしゃるでしょう。

そう言う方にとってはジャック・ラッセル・テリアのようなややピーキーなタイプはお勧めです。

決して楽ではない分一人前に育った時の感慨も一入ではないでしょうか。

金八先生ではないですが、スタートがマイナスから始まる子たちの方がプラスになった時の反動も大きいのです。

 

しつけのコツ

 

 

日本テリアとは違い猟犬としての闘争本能が強く残っている犬種なのでしつけは決して楽ではありません。

そんなジャック・ラッセル・テリアのしつけがうまく行くコツは果たしてどこにあるのでしょうか?

 

ハウストレーニングを徹底する

 

まず基本のしつけの中で特に重視して頂きたいのは徹底したハウストレーニングです。

ハウストレーニングとはハウスで安心して落ち着いていられるようにしつけるもので、ジャック・ラッセル・テリアにはうってつけでしょう。

猟犬としての闘争本能が強く残っているジャック・ラッセル・テリアの暴走を軌道修正するためには必要になります。

メリットとしては以下の要素が挙げられるでしょう。

 

・車や電車で外出するときの移動に役立つ
・万が一入院したときも病院のクレートで落ち着いて過ごせる
・留守番するときもハウスの中で安心して飼い主を待てる
・来客時にハウス内で過ごしてもらえる

 

ハウスを心落ち着ける場所であると認識していれば、緊張や不安を抱えることなく安心して過ごせます。

 

なるべく放し飼いにする

 

とても腕白な性格ですから室内飼いは向きません。一戸建てで庭がある家庭の場合なるべく外で放し飼いにしましょう。

庭があるのならその庭の範囲でたくさん遊んであげて、うまく出来たらご褒美を与えてください。

あらゆる犬種の中でも褒められ伸び子の側面が強いタイプなので、基本褒めて伸ばす方針でお願いします。

大事なことは決して束縛せずハウストレーニングなどの時以外は自由にさせてあげることです。

抑圧や束縛はジャック・ラッセル・テリアの自由を奪うことになってしまいかねません。

 

破壊行動をしっかり抑える

 

ジャック・ラッセル・テリアは留守番中に家具を壊したり、ゴミを散らかしたりすることがあります。

これはその見た目と性格に反して賢く悪知恵が働きやすいことが理由の1つです。

ただ、最初からそうなるのではなく多くはストレスや退屈な時間がもたらすものになります。

そのため運動をたくさんさせることが効果的であり、トレーニングの時間はたっぷり取ってください。

トレーニング要素を入れながらお散歩をすると、頭を使うことでより体力を効率的に消耗できます。

まだ若い場合はいたずらができないようなしっかりした環境作りも大切です。

 

ジャック・ラッセル・テリアにかかる費用

 

 

そんなジャック・ラッセル・テリアですが、購入費に続いて気になるのはやはり生涯の維持費です。

初期費用は「迎え入れ費用約20万円」と「飼育グッズ費用6万円」を足して、約26万円ほどかかります。

年間費用は「食事代13万円」と「その他費用5万5000円」を足して、約19万円ほどと概算できるでしょう。

ジャック・ラッセル・テリアの平均寿命は約14年なので、生涯費用を計算すると26万+19万×14年=292万円ほどになる計算です。

最長で16年になると300万円を超えることになり、凄く贅沢な買い物ではないでしょうか。

逆にいえば、それだけのお金を投資して面倒を見るほどの価値がある犬種だということです。

 

まとめ

 

 

いかがでしたでしょうか?

ジャック・ラッセル・テリアはとにかく腕白な犬種であり、遊びの中で欲求を満たしてあげることがとても重要です。

その猟犬としての闘争本能故に初心者向きではなく、他の犬種と比べても幾分手はかかるでしょう。

その分育て甲斐はありますし、愛情をもって育てることが出来れば最高の愛犬に育ちます。

問題行動でお困りの場合には自分でなんとかしようとする前にかならず専門家へ相談してください。

素敵なペットライフにしていきましょう。

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