犬の飼育費用はどれくらい?初期費用から捻出の仕方まで徹底解説!

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お金 犬の豆知識

ペットを飼うのは決して楽ではなく、ビジネスとして成り立っている以上単なる道楽ではありません。

購入費用に加えて月のランニングコスト、更には病気や怪我の際には大きな費用が発生することもあるわけです。

これまでの記事でも犬の月の費用がどのくらいかかるのかはちょくちょく説明してきました。

今回はそんな犬の飼育費についてがっつり真正面から見据えて徹底的に解説していきましょう。

これから飼い主になろうという方もそうではない方にもこの記事は必見です。

 

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ペットはあくまでも贅沢品

 

 

まず今回の記事をご覧頂く上で心がけて頂きたいのはペットはあくまでも贅沢品であるということです。

これは良くも悪くもそういうもので、飼うのは経済力に余裕のある人なので当然のことでしょう。

本来ペットは我々の日常生活の中になくても良いものであり、実用性の観点から言えばむしろデメリットの方が目立ちます。

しかも人間と違ってそんなに長く生きるわけではない上社会貢献を果たしてくれるわけでもありません。

警察犬や盲導犬などは例外として、世間一般の庶民層が飼うにはリスクの大きいものです。

それを飼うのはあくまでも飼い主のマインドであり、犬が大好きだからに他なりません。

ですから、お金はかかりますが根本にあるものはマインドであることを理解して飼いましょう。

 

犬の初期費用

 

 

さて、まずは犬の初期費用の相場からじっくり見ていきましょう。

元手がなければペット産業は始められないのでこの辺りの相場をしっかり見ていくことが大事です。

 

犬の購入価格

 

最初にかかるお金は当然犬の購入価格ですが、これはどの経緯で購入したかによってまちまちです。

安くで済ませるなら友人・知人から犬を譲り受けた場合や捨て犬を拾った場合であり、これならお金はかかりません。

里親になる場合は団次第で変わりますが、最初のワクチン代と避妊・去勢した費用として3万円が譲渡時にかかるようです。

ペットショップやブリーダーから購入する場合は幅がありすぎますが、どんなに安く見積もっても最低10万以上はします。

こちらの記事で紹介したサモエドなどの場合希少種なので50万以上は下らないでしょう。

子犬の値段は週年齢が上がるほどに下がるので、大きくなった子は3万円くらいで売られていたこともあります。

ブリーダーで購入する場合もショーに出せるような血統と容姿のいい子犬はびっくりするような価格をつけるでしょう。

 

登録諸々の費用

 

犬を購入したら次にかかるのが登録諸々の費用であり、こちらも結構なお値段がします。

 

・犬の登録費・・・3000円
・狂犬病予防注射・・・3500円
・健康診断・・・5000円〜20000円(内容や地域により変動)
・ワクチン接種・・・15000円〜30000円

 

これらを合計すると一番高くて56500円、税込みで62150円はかかるのです。

保険ありでもこの値段ですから、上の購入費と併せるとサラリーマンの給料1〜2ヶ月分は軽く飛んでいきます。

決して安い買い物ではないことを自覚した上で購入しなければ、この時点で完全に自己破産へまっしぐらです。

しかもこれだけ払っても決してリターンが得られるわけではないのですから、まさに贅沢品以外の何ものでもないでしょう。

 

生活用具代

 

登録を済ませたら次に出費が出るのが犬用の生活用具代ですが、改めて最初に買うのは以下の用具です。

・サークル
・クレート
・トイレ
・食器
・ドッグフードやおやつ
・ペットシーツなどの日用品
・玩具

物にもよりますが小型犬であれば全部で安くて30,000円前後、大型犬であれば40,000円前後で揃えられるかと思います。

しかし安くで手に入るものは大体壊れやすかったりするので、質の良いものを買おうとなると60000円〜80000円はするでしょう。

いかがでしょうか?こうしてみるといかに出費のかさむ買い物かがわかっていただけたはずです。

決して安易な気持ちで手を出して良い買い物ではないことを自覚の上でお買い求めください。

 

犬の飼育に必要なランニングコスト

 

 

上記では犬をペットとして飼い始める際の費用をお話ししました。

次に維持費として必要なランニングコストを見ていきましょう。

 

犬の維持費の内訳

 

まず犬の維持費には具体的にどんなものが必要なのかを並べてみます。

・食費+おやつ代
・ペットシーツ
・おもちゃ代や消耗品
・狂犬病予防接種
・混合ワクチン接種
・フィラリア予防薬
・ノミダニ予防薬
・健康診断費用
・トリミング費用
・ペット保険費用

もう見てるだけで目眩がしそうですが、犬1頭を飼うのには実にこれだけの費用がかかるのです。

人間の子供の養育費と変わらないレベルで様々なものがかかることが伺えるでしょう。

まあ動物の命をお金で買うことになるのですから当然といえば当然なのですが、それでも様々かかります。

 

年間でどれくらいなのか?(小型犬の例)

 

 

それでは上記の維持費がそれぞれ年間どれくらいかかるのか、小型犬を例にして書きましょう。

・食費+おやつ代・・・約4万円-5.5万円
・ペットシーツ・・・約1万円-1.5万円
・おもちゃ代や消耗品代・・・約2万円-3万円
・狂犬病予防接種・・・約3,500円
・混合ワクチン接種・・・約8,000円
・フィラリア予防薬・・・約10,000円
・ノミダニ予防薬・・・約12,000円
・健康診断費用・・・約4,000円
・トリミング費用・・・約2万円-3万円
・ペット保険(年額)・・・約12万円-36万円

これらを含めると、年間で低く見積もっても消費税込みで27万2,250円はかかるという計算です。

月のランニングコストとして計算すると22,688円ですから、毎月2万5000円はかかるという構図になります。

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小型犬ですら一番安く済ませてそれですから、大型犬となればこれの倍はかかるわけです。

これでさらに前回までで紹介してきた多頭飼いまで併せるとなると最悪の場合自己破産して崩壊します。

 

犬の生涯にかかる維持費

 

犬の一生にかかる飼育費用はいくらくらいになるのでしょうか?

上記で出た最低金額をもとに計算してみると、例えば小型犬の犬を15年ずっと維持し続けたとしましょう。

そうなると障害でかかるお金は408万3,750円となり、それだけあれば投資に回した方がマシなくらいです。

小型犬でこのくらいですから、寿命の短い大型犬でも600万以上はかかるという図式になっています。

なお犬全体では平均寿命を14.44歳と仮定した場合で2,004,139円になるとのことです。

 

その他臨時で必要な費用

 

 

以下では臨時で必要となる出費について解説します。

 

しつけ教室費用

 

しつけ教室とは以前にも述べましたが犬のしつけを代行してくれるサービスのことであり、料金はセッション回数や期間によって左右されます。

「しつけの時間がない」「しつけの仕方が分からない」「しつけても犬がよい反応を示してくれない」など様々な理由で利用される施設です。

アニコム損保が2018年に公開した統計データによると、犬のしつけ料金は体重や犬の種類によって異なります。

・5kg未満の超小型犬・・・39,760円
・5~10kgの小型犬・・・37,260円
・10~20kgの中型犬・・・93,393円
・20kg以上の大型犬・・・85,438円

このように犬の体が大きいほど1回の料金、もしくはトータルにかかるセッション回数が多くなるのです。

 

ペットシッター・ホテル料金

 

仕事や旅行などで長期間家を空けなければならない状況があるかもしれません。

その場合帰宅できない期間が犬の限界を超えるようであれば誰かに世話をお願いする必要があります。

犬の面倒を見てくれる人が身近にいない場合は料金を払って世話人にお願いする必要があるでしょう。

自宅に来てくれるペットシッターに依頼した場合食事の世話・トイレの掃除と取替え・退屈しのぎの遊び相手・散歩などが主なサービス内容です。

犬を家の外にあるペットホテルに預ける場合小型犬なら1頭1泊3,000円~5,000円、大型犬なら4,000円~7,000円が目安です。

宿泊日数が増えるほど割安になっていくところもありますので、このようにとんでもなく莫大な料金がかかるようになります。

 

犬の維持費を捻出する方法

 

こうして見ていくと、いかに犬の飼育費がかかるかご理解頂けたのではないでしょうか。

それではこれだけの維持費をどうすればしっかり捻出できるかを以下考えていきます。

 

フリーランスとして独立する

 

 

今の時代であればやはり1番現実的な最短ルートはフリーランスとして独立することではないでしょうか。

特にIT業界は現在リモートや在宅ワークも増えているので、家でペットの面倒を見ながらでも月収100万が夢ではありません。

プレイヤーとしてやるのであればSEなどで手に職つけて独立して高額案件をもらって稼げるようになれば犬の維持費も捻出できるでしょう。

人手不足なIT業界においてフリーランスとして独立するというのは一つの手段であり、IT系は今後益々需要が伸び続けます。

その為、まずフリーランスとして稼げるだけのスキルを身につけて貯蓄をしっかり作っておけば犬の養育費の捻出は比較的容易です。

少なくとも普通の会社で働くサラリーマン思考のやり方をしていては犬の維持費の捻出は厳しいでしょう。

 

YouTuberになる

 

 

こちらは以前にも触れたことがありますが、YouTuberというかインフルエンサーになればやり方次第でかなり稼げます。

今の時代は大物芸能人ですらも参入しているビジネスですから、アマチュアやプロフェッショナル問わず誰にでも可能です。

しかし、こちらのやり方はかなりリスキーなものであり、個人情報漏えいや迷惑行為などが跡を絶たないなどリスクが大きくなります。

また、稼ぎやすい分動画編集その他諸々で物凄い時間と労力を割かなければならないので、体力的には40代までが限度でしょう。

そう長続きするような職業ではない上、強烈な個性や能力がなければかなり大変な道ではないでしょうか。

プレイヤーとしてはかなり稼げる分、背負う物も大きくなってくるのでリスク選好型の人以外にはお勧めできません。

 

投資家・ビジネスオーナーになる

 

 

これが最も楽な方法ですが、投資家やビジネスオーナーになって不労所得で定期的に稼げるシステムを作ることです。

大金持ちになるには投資家やビジネスオーナーにならないと、資産を築くことはできません。

投資家・ビジネスオーナーになれば働かなくてもお金が入り自分のやりたいことに時間を使うことができます。

この段階に入ればペットと一日中遊んでいようがお金は自動的に入るシステムになっているのです。

ただし、ここの領域に入るのにはかなり険しい少数派の道を辿らなければなることは出来ません。

かなり運の要素が絡んできますが、超富裕層になるのが最も楽に犬の維持費を捻出できるでしょう。

 

まとめ

 

 

いかがでしたでしょうか?

改めて見てみると、犬の購入ひから維持費まで含めて実に物凄い大金がかかっていることが分かります。

しかもこれだけ払っておいて人間側に得られるリターンがマインドしかないという贅沢品です。

決して安い買い物ではなく、楽に捻出できるものではないことを心がけてください。

しかし、それだけ高い代償を払ってもなお得られる満足度は高いのではないでしょうか。

ペットを飼おうと思っている方々は是非ともこの現実を認識の上でお買い求めいただけたら幸いです。

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