犬は寝言をどうして言うのか?夢・病気との関連性や対策などにも迫る

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犬の睡眠

前回の記事で犬の夢や睡眠のメカニズムについてはご理解頂けたことかと思います。

今回はその夢や睡眠の中で寝言を言う犬のことについて解説していきましょう。

犬が夢を見る可能性があると書きましたが、その証拠の1つに寝言があります。

人間と違う睡眠サイクルやメカニズムで寝ている犬がどうして寝言を言うのでしょうか?

またその寝言は夢や病気との関連性はあるのか等々を今回は分析していきます。

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犬が寝言を言う理由

犬が寝言を言う理由は果たして何か?をまず最初に分析していきましょう。

精神回復と記憶の定着

まず1つ目に精神回復と記憶の定着が挙げられます。人間と犬ではレム睡眠とノンレム睡眠の比率が逆ですが、体力や精神を回復させているのは一緒です。

そしてまた、人間は睡眠によってその日に学んだことを記憶として定着させますが、犬もそれは同じようにやっています。

即ち犬はその日に飼い主と過ごす中で起こった出来事について振り返り、記憶を定着させているのです。

つまり犬が寝言を言っている時は記憶の整理と定着を行っている最中なので、そっとしておいてあげましょう。

習性

2つ目にそもそも犬の習性として寝言を言っている可能性があると考えられます。

前述したように、犬はレム睡眠の方が長いので、必然的に夢を見る時間も人間より長いということです。

そうなると、必然的に寝言を言う頻度も多くなるので、そもそものメカニズムとして寝言を多く言うように出来ています。

なので寝言を言っているときはレム睡眠なのだなあと判断して頂いて間違いないでしょう。

臨戦態勢でいられるように

3つ目の理由として寝ている最中にいつ何時襲いかかられてもいいようにするためです。

犬は元々自然の中で狼として生きていた野生の過去があることはご存知でしょう。

その名残で臨戦態勢で居られるようにレム睡眠を多くし、挙動で完全に警戒を解いていないと知らせます。

つまり野生の生き物だった頃の動きが今でも形として残っているということです。

夢・病気との関連性

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犬の寝言は夢・病気との関連性はあるのか?またどのような関連性があるのか?をここでは分析していきましょう。

犬も夢を見ている

上でも書きましたが、犬の寝言は夢の中、即ちレム睡眠の最中に発しています。

種類は様々で「キャンキャン」「クゥ~ン」といった鳴き声もあれば、尻尾を振ったり目・耳などがピクピク動いたりもするのです。

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また、場合によっては走り回るかの如く足をバタバタ動かすこともありますが、あくまでも可能性の領域は出ません。

現状ではっきりしているのは犬レム睡眠とノンレム睡眠を人間と逆の比率で繰り返すことだけですから。

病気の可能性に注意

基本的に飼い主は睡眠中の犬の寝言に構う必要はありませんが、犬が苦しそうだったり興奮している場合は注意しましょう。

睡眠中の寝言かと思いきや、犬があからさあに苦しんでいたり興奮していたりする場合は病気が疑われます。

動きが激しすぎたり何度も同じ動作を繰り返したり以前の動作より激しかったりする場合はしっかり録画しておきましょう。

この際経過が分かるように日記で具体的な症状などについて書き記し、早急に動物病院で検診してもらうのがベストです。

特に脳腫瘍などの深刻な病気だった場合命に関わりますので、何事も早急な対応を忘れないで下さい。

犬の寝言への対処法

前述してきたことを踏まえて、改めて犬の寝言についてどう対処すれば良いのでしょうか?

そっと見守ってあげる

1番は犬が寝言を言っているときは無理やり起こさずにそっと見守ってあげることです。

人間だって夜寝ているときに無理やり起こされると、決して良い気分ではないでしょう。

犬たちも一緒で、無理やり起こされていい気はしはいはずです。

犬の寝言はストレスをしっかりと発散できている証拠とも言われています。

この時に下手を打って起こそうとすると、脊髄反射で思わず噛みついてしまう犬もいるのです。

子犬の睡眠中の痙攣も見守る

子犬の時は寝言の最中に痙攣することもあり、子犬は睡眠中に脳から絶えず信号が送られ、全ての神経回路に刺激を与えられます。

この時の痙攣は決して病気ではなく成長している最中なので、間違って眠りを妨げてしまわないようにしましょう。

睡眠中の痙攣を病気と勘違いして眠りを妨げるとかなりのストレスになることを理解して下さい。

子犬の睡眠中の痙攣の意味をしっかり理解し、ここでも基本何もせず見守るというスタンスが大事です。

離れて寝る

そしてこれが大事ですが、犬の寝言は声量が大きいので人間にとっても邪魔になる可能性があります。

そうならないよう、犬の寝床と人間の寝る場所は別にして、寝言が聞こえないようにしましょう。

どうしても聞こえてしまう場合は耳栓をして寝言を小さくするといった対処をするのがベストです。

大事なのは兎に角刺激しないこと、見守ることですので、余計な手出しはしないのが吉となります。

これは急速に成長している証拠なのですが、この時に眠りを妨げてしまうと子犬にとっては、かなりのストレスになります

まとめ

犬も人間と同じように寝言を言う可能性がある生き物です。

犬の寝言を見ていると、ムニャムニャと赤ちゃんが寝言を言っているようで可愛い光景です。

それを安易に病気だからと押さえつけたりしないで、優しく温かく見守りましょう。

しっかりと犬の寝言について理解して、犬とより良い関係を築いていって下さい。

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