犬の尻尾が下がる原因は何?そこに隠された心情を的確読み取ろう!

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尻尾

犬や猫の尻尾はとても気持ちが表れやすい部位であることは飼い主ではない一般の方々にも広く知られていることです。

嬉しい時はちぎれそうになるくらいブンブン振ってみたり、怯えているときはお腹に尻尾がくっつくくらい丸めこんでしまったりと、犬の尻尾の動きは表情豊かに見えます。

しかし、厳密には「振っている=喜んでいる」とも限らず、尻尾を振っていたとしても不安を感じていたり警戒しているとこともあります。

今回から数回にわたって犬の尻尾に関する記事をお届けしますが、その一発目である今回は犬の尻尾が下がる原因です。

犬が尻尾を下げる時は何らかの悪いことや危険サインであることが多いと言われているので、その原因を探っていきましょう。

また、その尻尾を下げる裏に隠された心情も併せて読み解きます。

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犬がしっぽを下げる理由

そもそも犬にしても猫にしても、なぜ尻尾をあげたり下げたり振ったりするのかに関してはわからないことの方が多いのではないでしょうか。

犬は言葉を話せないので、気持ちの変化によってしっぽを上げたり下げたりします。

その代表例がしっぽを下げてお腹の方まで巻き込んでいる状態であり、これが「怖がっている」というのは有名な話です。

実は犬がしっぽを下げる時は気持ちの変化と共に、病気による体調不良という症状が隠れていることもあります。

それ故に犬が尻尾を下げているのもまた一面的な解釈で安易に決めつけてはならず、そこから様々な表情や気持ちが類推されるでしょう。

犬がしっぽを下げている=「怖がっている」とだけ決めつけず、愛犬の様子も合わせて総合的に判断することが大切です。

犬が尻尾を下げる時の心情

それでは、犬はどんな気持ちの時にしっぽを下げるのでしょうか?

以下具体的な3つの気持ちをご紹介しますので、しっぽ以外の特徴も合わせて参考にしてみてください。

落ち着いている

だらんと尻尾が垂れ下がっている時は犬は落ち着いている証拠です。

この時の下がり方のポイントは「しっぽの力を抜いた状態で自然に下がっている」ということであり、この下がり方の場合には何の心配も要りません。

この時に合わせて耳の状態を確認すると耳も力が入らずに自然な方を向いているのではないでしょうか。

落ち着いてしっぽが下がっている時は心配ありませんので、気にせずいつも通り接してあげましょう。

人間だって常時テンション100%の時があるわけじゃないのと同じように、犬だってテンションが下がる時位あるのです。

そこをきちんと見逃さないでじっくり見極めていきましょう。

不安・恐怖を感じている

不安や恐怖を感じている時もまた犬のしっぽは下がりますが、この時はお腹にくっつくほど巻き込むことがあります。

この状態は飼い主さんに怒られた時や犬がたくさんいる場所に行った時、仔犬の初散歩の時など犬の気持ちが不安定になっている時によく見られるのです。

天真爛漫な犬でも動物病院に行くとしっぽを巻き込んでしまうことがよくありますが、この時の尻尾はそのサインの現れだと見てください。

不安や恐怖を感じている時はしっぽを巻き込む他に耳が後ろにペタンと倒れるので、こちらも合わせて確認してみましょう。

そしてそういう時の犬は自然と表情も暗くなり、声をかけても濁ったような声となるので注意することが大事です。

体調不良

3つ目の理由としてはストレスサインとして溜まり続けた結果としての体調不良であり、ここまでくると要注意です。

体調不良により体が辛く、テンションが下がっている時にもしっぽを下げることがあります。

元気や食欲が無い、しっぽを触ると痛がるなどしっぽが下がる以外の様子に異変が見られたら病気を疑ってみましょう。

目は口ほどに物を言うと言いますが、犬や猫の場合「尻尾は口ほどに物を言う」と言えるのではないでしょうか。

日頃から愛犬の様子を観察し体を触ってチェックをしておくことで病気の早期発見が可能になります。

とにかく尻尾を下げた状態が不自然に長く続いた時は何かしらのSOSを訴えていると見ておかしくありません。

尻尾の病気

このように犬が尻尾を下げる時には複数の意味があることをご理解いただけたことと存じます。

尻尾を下げる時に表す尻尾の異変から考えられる病気をここでは紹介していきましょう。

肛門嚢炎

肛門腺が過度に溜まってしまい炎症を起こす病気であり、特に小型犬などはこれが顕著に目立ちます。

小型犬は大型犬より自分で肛門腺を排出することができないためこまめに絞ることが大切です。

また、お尻で地面を歩くような仕草をするときも肛門腺が溜まっていることがありますので、注意してください。

肛門絞りのやり方に関してはこちらの記事にその詳細が書かれているので、きちんと見直してみましょう。

脱臼・骨折

犬の尻尾は「尾骨」という小さな骨が連なってできていますので、ちょっとした衝撃でも簡単に折れてしまったりずれて神経に当たっていることもあります。

愛犬と一緒に寝ている人も多いかと思いますが、その時に踏んでしまい骨折に…なんてことも少なくないようです。

つまり、脱臼や骨折で尻尾を下げているのだとすれば、飼い主の愛情過多が原因でそうなっていると言うことではないでしょうか。

対策としては犬の寝床とは別にすることであり、飼い主が意図的に距離を置くことで解決できます。

馬尾症候群

脊椎の下段から尻尾に向かって伸びている「馬尾」という部分の神経に異常が起きるものです。

主な症状は以下の通りとなります。

  • 尻尾が上がらない
  • 触ると痛がる
  • 排泄がうまくできない
  • 後脚の動きがおかしい

などで、しかもこれがまた先天性の奇形と後天性の原因に分けられます。

先天性の場合は3〜8歳によく発症したり、ボーダーコリーやボクサーなどがなりやすいというデータがあり、療法は外科手術となります。

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後天性の場合は骨折・脱臼・ヘルニア・尾の付け根辺りを強打、といったことがきっかけで発症することがあるのです。

治療法は安静療法と炎症剤投薬が主であり、改善が見られない場合は外科手術という形が取られますので気をつけましょう。

椎間板ヘルニア

背骨の間にある「椎間板」と呼ばれるクッションのようなものがつぶれ神経を圧迫し、痛みを伴います。

激しい運動や肥満・老化などが主な原因であり、手術が必要になってくるので、この場合は即病院に連れていきましょう。

対策としては絶対安静が回復につながりますが、散歩に行かないだけの安静ではなくほとんどの時間ケージに入れるという積極的な安静が必要になります。

精神疾患(ストレス・サイン)

犬の尻尾は感情を表すバロメーターのようなものあり、ストレスを感じるようなことがあったらそれが原因かもしれません。

犬は繊細な生き物ですので、ちょっとした環境の変化や車の音・飼い主の怒った声といったものは犬にとって大変怖いものではないでしょうか。

身の回りで愛犬のストレスにつながるようなものは取り除いてあげ、安心できる空間を作ってあげてください。

最悪の場合うつ病などを発症することもあり得ますので、とにかく目を離さずに寄り添い続けることが大切です。

しっぽが下がっている時の対策

犬のしっぽが下がっている様子が見られたら、まずは理由を考えてください。その理由によって取るべき対策が変わってきます。

ここでは犬が不安や恐怖を感じている時、ストレスを感じてしっぽが下がっている時の対処法をご紹介します。

安心させる

不安や恐怖を感じている場合、犬を安心させて上げることが一番ですが、ここで安易に同情してしまってはいけません。

飼い主が犬の気持ちに同調してしまうと、犬はその感情を察知して不安定なままになり、かえって逆効果となってしまいます。

ここで大事なのはとにかく不安を感じさせないよう毅然と振る舞うことであり、飼い主が絶対の自信を持って寄り添ってあげることです。

私がいるから安心して!」という頼れる飼い主でいることで、犬は安心することが出来ま流のではないでしょうか。

また、他にも大好きなおもちゃで緊張を解きほぐしてあげたりするのも効果的なので、是非実践して見てください。

とにかく飼い主がどっしり構えていることで、愛犬は安心することが出来るので絶対に弱みを見せないことです。

ストレスを取り除く

運動不足や遊んでもらえな買ったり体調不良だったりといったことが原因のストレスはそのストレスを取り除いてあげることでしっぽの状態も変わってきます。

大事なことはそのストレスの原因が何かを動物病院やブリーダーなどにコンサルしてもらって、しっかりその原因をはっきりさせて対策を取ることです。

最近忙しくてあまり遊んであげられていないなど、思い当たることがあればまずはその原因を解消していきましょう。

不満によるストレスの場合はストレスが解消されれば、しっぽの状態は自ずと元に戻りますのでとにかく犬を解放させてあげることが大事です。

また、体を触ると痛がるとか食欲がなく排便がスムーズにいかないとかいった身体的な異変がある場合は早めに病院を受診してください。

体調不良によるストレスを感じているかもしれませんので、そのストレスの元をしっかり除去してあげることが事態の解決へ導きます。

余計なことをしない

そして、これが最も大切なのですが、とにかくしつけにおいて「余計なことをしない」ということです。

これは尻尾を下げることに限った話ではありませんが、犬のトラブルの大半以上は飼い主のしつけにどこかしら不備や原因があります。

その不備を放ったらかしにしているからこそ、それが何かしらの形でほころびとして出てしまい、犬のストレスという形で出るのです。

あくまでも基礎・基本を忠実に守ってこそ犬のペットライフが充実し、守られていくものとなります。

だからこそ、飼い主は余計なことをせず、適度にしっかりしたしつけと支援さえしてあげれば、他に何もしなくていいのです。

きちんと飼い主は飼い主で愛犬に対してなすべきことをしっかりやっていきましょう。

尻尾で表情を読み取れるようになろう

これから先も書いていく犬の尻尾の記事の布石も兼ねて述べるならば、尻尾で犬の表情を読めるようになることが何より大事です。

人間の子供ならば表情などで読み取れますが、犬や猫などのペットの場合言語が違う上に何を考えているかは読み取れません。

そもそも利害が全く一致しないもの同士が一つ屋根の下に住んでいるわけですから、そんなことは当然といえば当然です。

しかし、一緒に住んでいるとどうしても馴れ合いや「これでいいや」といった甘え・妥協が発生してしまいます。

夫婦間に限らず家族でさえそうなのですから、ペットになればなおさらのことではないでしょうか。

だからこそ、それを当たり前だと思わず常に目を光らせて実行に移していくことが全てなのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

犬のしっぽが下がる事は良くないと言われることが多いですが、力が抜けた自然な位置にある時は精神的に落ち着いている状態なので安心してください。

極端にしっぽを巻き込んでしまっていたり体の調子が悪そうな時は早めに気付いてあげられるように、日頃から愛犬の様子を観察しておくことが大切です。

言葉を話せない犬だからこそしっぽの様子で気持ちを汲み取ってあげられるようにしましょう。

全ては飼い主の気遣い・気配り1つで犬が快適な生活を送ることが出来るかどうかが決まります。

より良いペットライフを送るためにも、飼い主は愛犬に常に目を光らせて見守ってあげてください。

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