犬のしつけはいつから始めればいいのか?しつけのコツとルールを解説

スポンサーリンク
犬のしつけ入門

その1では心構えとトイレトレーニング、その2では散歩の意義と方法について解説して犬のしつけの基本を理解してもらいました。

今回はその上で改めて犬のしつけはいつから、そして何をすればいいのかを具体的に解説していきます。

スポンサーリンク

始める時期と覚えさせること

まずその1の心構えのところで「迎え入れた日からすぐ始めるのがいい」と書き、生まれたての子犬の場合は生後2~3ヶ月後が開始に適していると書きました。

ここではもう一歩踏み込んでなぜその時期に始めるのが望ましいのか、また何を覚えさせるのかを掘り下げて説明していきます。

社会化期

生まれてから2~3ヶ月後の子犬は「社会化期」に相当し、人間で言うと3~5歳の幼児と同じくらいの時期です。

子犬は人間と違って寿命が10~15年と人間よりもはるかに短いために子供の期間が短く一年も経たずに大人の体になっていきます。

この時期の子犬は脳が未発達で、本格的なしつけよりは名前を呼ぶとか室内での生活のルールを覚えこませるとかに軸足を置いた方がいいでしょう。

人間の子供と同じように教えられたことをすぐに吸収して覚えるので、基礎基本を叩き込むには最適なのでこの時期から始めるのがいいとされています。

覚えさせるべきこと

では二つ目に入って間もない時期の子犬や生後2~3ヶ月の子犬に覚えさせるべきことをリストアップしてみましょう。

  • 家庭内のルールの定着
  • 名前の定着
  • アイコンタクト
  • フィジカルコンタクト
  • トイレトレーニング
  • ハウス

まずはこの辺りが「しつけ」以前のもっと根本的な”地均し”とでもいうべき部分で、スポーツに例えると基本ルールとフォームを覚えさせるところです。

どんなスポーツ選手でも基礎トレーニングを疎かにした者は決してプロとして大成しないのと同じように、何事も基礎の徹底が大事になります。

そのような歪によって関係性を破綻させない為にも手を抜かずにしっかり覚えさせましょう。

基礎トレーニング習得のコツ

それでは具体的に上記した本格的なしつけに入る前の基礎トレーニングを各項目別に掘り下げていきましょう。

尚トイレトレーニングはその1で具体的に取り上げて掘り下げているのでここでは省略させて頂きます。

家庭内のルールの定着

まず一番大事なのは家庭内のルールを犬と家族の双方にしっかり統一性をもって定着させることです。

例えば入っていい部屋の指定とかトイレや食事の場所とか、二階建て以上の場合は階段の昇降とかもあるでしょう。

料理をしている最中にキッチンに入られたくないでしょうし、パソコンで作業してる最中に邪魔されたくはないですよね。

そうしたルール制定と定着をこの時期からしっかり叩き込んでおくことで双方に不快感がなく過ごせます。

また、ここで気をつけるべきこととして初期段階でルールを定着させず成犬になってからルールを課すことはしないでください。

それまでずっと慣れ親しんだルールを変えることは犬と飼い主の双方にとって負担の大きいものとなります。

そうなると無駄なエネルギーと時間の浪費にもなってしまうので家庭内のルールは初日から統一させましょう。

名前の定着

二つ目に犬の名前を決めて呼び定着させましょう。これもまた飼い主と犬の大事なコミュニケーションです。

ここで大事なのは人間と違って理屈ではなく「音の感覚」で犬は名前を理解することを知っておくこと。

スポンサードリンク

だからこそ呼ぶ名前は家庭内のルールと同じく統一性を持たせ、音の刺激に犬を慣れさせます。

また、名前を呼ぶタイミングも大事で、初期の段階では食事をさせる時や褒める時などが効果的でしょう。

犬にとって良いことが起こるタイミングで名前を呼ぶことで「名前が呼ばれる」=「いいこと」と脳が記憶します。

間違っても叱る時や咎める時に名前を呼んではいけません。犬が混乱・動揺してしまいます。

このように犬が名前を呼べば条件反射で来てくれるようにタイミングと名前の音・声のトーンをしっかり統一させましょう。

アイコンタクト

名前が定着した次の段階でアイコンタクトもしっかり叩き込みましょう。これもまたとても大事なコミュニケーションの手段です。

しかもただ目を合わせるのではなく、飼い主の側に犬を「注目させる」ことが必要不可欠なポイントとなります。

注目させることで飼い主の命令を聞く受け入れ態勢が出来、より円滑に信頼関係を構築することができるのです。

また名前と同じでタイミングがとても大事であり、具体的には以下の時にアイコンタクトをするといいでしょう。

  • 落ち着いた状態で近くにいる時
  • おやつや食事をあげる時
  • 何かに気をとられている時(特に散歩中)

このように飼い犬が自分に反応できそうな状態で行うことが大切ですが、ここでも注意すべきことがあります。

一つ目が無理やり目を合わせようしないこと、そして二つ目にご褒美を用意していいことだと定着させることです。

この手順をしっかりと覚えさせて犬との円滑なコミュニケーションを図るようにしてください。

フィジカルコンタクト(スキンシップ)

子犬である時期にはフィジカルコンタクト(スキンシップ)もしっかり行って犬に体を触れることに慣れさせておきましょう。

最初の内は頭・背中辺りが触られても大丈夫な場所であり、そこから徐々に耳・鼻・足・尻尾等々へ範囲を広げていきます。

この時も徐々に触り始めご褒美をあげるなどして警戒心を解いて受け入れ態勢へと持っていくことがポイントです。

慣れてきたら、飼い主の膝の上に乗せたり抱き上げてみたりして体中を触れてもいい状態へ持っていきましょう。

しかしいつでも触っていいわけではなく、就寝時・食事の時・トイレの時・玩具で遊んでいる時は触らないのが吉です。

犬が自分の活動に意識を傾けている時に触ると警戒心から脊髄反射で噛んでしまう癖があります。

触ってもいいタイミングを適切に見極めて円滑な体の触れ合いを楽しんで仲を深めていきましょう。

ハウス

3.11(東日本大震災)以降特に注目されるようになったのがこの「ハウス」と呼ばれるトレーニングです。

文字通りクレートやキャリーなどの狭い空間を家と認識させ、そこに帰らせて安心させます。

手順としてはドッグフードを20粒程用意してクレートの中に入っていくように誘導することです。

クレートに犬が完全に入ったら扉を閉める→直ぐに開けるを繰り返しまずはクレートの狭さに慣れさせます。

犬が慣れてきたら徐々に扉を閉じる時間を長くし、気長に我慢強く定着させるようにしましょう。

大事なことはクレートに入るのをいいことだと思わせ、安心感を抱かせることです。

これが出来ないと飼い主も犬も落ち着いて寝られませんし、動物病院に連れていく際も苦労します。

そのような苦労をしなくてもいいようになるべく早い段階でじっくり時間をかけて覚えさせましょう。

まとめ

今回は犬のしつけを始めるのに最適な時期とその時期にやるべきトレーニングをまとめました。

順番は逆転しましたが、トレーニングや散歩より手前のこの段階を怠らずにしっかりやりましょう。

再三繰り返しますが、兎に角初期段階で大事なのは基礎基本の定着であって基礎なくして応用や発展はありません。

この基礎をしっかり叩き込み子犬に学びながら飼い主も一緒に成長していきましょう。

タイトルとURLをコピーしました